昨年の夏、ミモレストアに登場して人気を集めたヒツキのかごバッグ。秋にはカバーをコットンのヴィンテージレースからニットに変えて再登場しました。カバーをつけても、単体でも使いやすいその魅力をご紹介します。


上下のアクセントの素材がアケビから藤に変わりました。 配色の変化にもご注目!

ヒツキのかごバッグ(ニットカバー)¥41000/mi-mollet STORE サイズ:入り口の直径約14.5cm、中央直径約22cm、底の直径約約9cm カゴの高さ約22cm、持ち手までの高さ約33cm (※ハンドメイドのため、前後2cmの誤差がある場合がございます) 素材:持ち手/桜材 外側/皮藤 内布/綿 ニットカバー/ウール
アクセントになる上下の切り替え部分には、節がなく美しい籐を使用。太さもあり、ナチュラルながら存在感もあります。こちらも経年変化の楽しめる素材となっています。

新バージョンのかごバッグは、本体部分の素材を従来の”アケビ✕藤”から”藤のみ”に変更。サイズ感や他の素材はそのままなのですが、藤だけになったことで色合いが少し変わりました。皆さん、おわかりになりますでしょうか?  旧バージョンは底と上部の切り替え部分がこっくりとしたブラウンのアケビでしたが、新バージョンはテラコッタのようなオレンジのような明るい色に。中央部分のホワイト寄りの皮籐よりも、太く丸い籐素材を使用しています。バイカラーであることには変わりないのですが、中央部分との色なじみがよく、よりナチュラルな配色になっています。

川良編集長のかごバッグスタイルは
デニム、トレンチコートと合わせてパリシックに

ヒツキのかごバッグ(ニットカバー)¥41000/mi-mollet STORE コート/ノーク バイ ザ ライン✕ミモレ ニット/マリリンムーン パンツ/マディソンブルー サングラス/コモノ スニーカー/コンバース

今回、かごバッグと私服のコーディネートで紹介してくれるのは川良編集長。ロング丈のトレンチコートにデニムのパリシックなスタイルに合わせています。

「ミモレストアのバイイングディレクターでもあるスタイリスト福田麻琴さんブロガー山根亜希子さん、そしてライターであり、人気YOUTUBERでもある井筒麻三子さんなど、チームミモレにはかご好きがいっぱい! そんな皆さんの着こなしを見ていて、私も欲しいかもと思い始めていたヒツキのかごバッグ。”藤のみ”の新バージョンに変わったということで、いち早くチェックさせてもらいました。旧バージョンのブラウン✕ベージュのくっきりとしたバイカラーも素敵でしたが、なじみのいいテラコッタ✕ベージュのバイカラーは、より”かごバッグ”ビギナーでも合わせやすい配色に。

そしてあらためて感じたのは、ヒツキのかごバッグは甘くなりすぎないところがいい! 独特の卵形フォルム、木製のボールが並ぶ持ち手、そして小さすぎず大きすぎないサイズ感(ちなみに私は身長157㎝です)のおかげで、ほっこりすることなく、かごバッグを合わせられる気がします。実際に持ってみて感じたのは、合わせるコーディネートを選ばないということ。フォーマルやビジネススーツ以外なら何にでもOK。今回は王道にトレンチコートとのコンビにしましたが、スポーティカジュアルのハズシやプレッピーにも合わせてもいいと思います」

色が切り替わる部分をクローズアップ。近くで見ると、より2色のなじみのよさを実感。
撮影/草間智博(静物/TENT)
水野昭子(人物/講談社写真部)
構成・文/幸山梨奈