人間関係がうまい人の思考3:「自分とは、別の生き方の人なんだ」と思って関わる


先ほど、「お互いの正義の違いによって、仲違いする」ことについて触れましたが、結局、「自分が正しくて、相手は間違っている」と思って、自分の価値観を押し付けてしまうと、喧嘩になります。
基本、「人を変えようとしない」ことは大切です。多くの人が、人から変えられることは望まず、たとえ変わるにしても、自らの意志で変わりたいと思っていますしね。

人付き合いがうまい人は、価値観の違う人と会ったときは、「自分とは、別の生き方の人」だと捉え、「“そういう人” なんだ」と思って、距離を保って関わります。
さらに、「“そういう人”だから、こうしたいと考えるだろう」と想像しながら、接していきます。相手を理解している分、攻略法は見つけやすくなりますしね。特に交渉事では、“相手が求めているもの”を理解することで、うまくいく方法が見つかりやすくなることは多いでしょう。

 

合わない人とプライベートまで付き合う必要はない


価値観がかなり違う人とプライベートまで仲良くなる必要はありません。意見が合わなければ、お互いに話していて違和感を覚えることも多いし、折れなくてはいけないことが増えますしね。
距離が近づけば近づくほど、折り合いをつけていく(譲っていく)必要が増えてきて、“自分らしさ”を失ってしまう恐れがあるので、避けたほうがいいです。

たとえ夫婦でも、お互いに譲れない部分で価値観が合わなくなってしまったときは、距離を置いたほうがいいし、場合によっては、別居や離婚を選択したほうがいいこともあります。
一緒に暮らしている相手の影響は、少なからず受けてしまうので、「自分らしくいること」の妨げになってしまうこともあるからです。
自分らしさを失っていながら幸せでいる人なんていないので、そこは気を付けたほうがいいでしょう。

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