韓国ドラマ大ブレイクのきっかけをつくった『愛の不時着』から早2年、主演カップル、ヒョンビン&ソン・イェジンが結婚し子供まで生まれるまでの間に、その人気はすっかり全世界的なものに。日本でも地上波ドラマと同列の選択肢として「来月からどんなドラマが始まるのかな~」なんて楽しみにしている人がめっちゃ多いと思います。
この20年もの間、「韓国ドラマをなんで見ないの! 面白いのに!」と世の中に言い続けてきた私にも喜ばしいことなのですが、そんな私の第二章として始まった「一人草の根運動」があります。それは「韓国時代劇をなんで見ないの! 面白いのに!」というやつなんですね! というのも、今、終わろうとしている2022年は、面白い時代劇が大豊作だったからです!
韓国ドラマを結構見ている人でも、時代劇が面白いんだってばあ! と熱弁しても、いや私はそこまでマニアックなものは……みたいに言ったりする、これがめっちゃ口惜しいんですね。なぜかっていうとその「マニアック」って言葉の裏に、ご年配の方が見るもの=『水戸黄門』とか『桃太郎侍』とかみたいに思ってる感じがビシビシ伝わってくるからです!ちーがーうー!!
韓国のいわゆる連続ドラマ枠で時代劇が放映されるようになったのは、『サイコだけど大丈夫』のキム・スヒョンが2012年に主演した『太陽を抱く月』という作品からだと思うのですが、つまり韓国の連ドラ系時代劇はいまをときめくイケメンが主演で恋愛要素もたっぷりだったりする!(そしてさらにその先には、現代を生きる私たちの胸に刺ささりまくりのテーマが描かれていたりも!)
さらに日本の時代劇は、全体的なカラーが「お煮しめ色」だと思うんですが、韓国の時代劇は衣装から何からめっちゃカラフルでキラッキラ。多くの時代劇の舞台となるのは王宮で、李朝なら王様と王子様はド派手な金の刺繍を施した赤か青の服、貴族はカラフルなレイヤードの韓服着てるし、高麗なら長髪男子が髪なびかせてるし、新羅なら華やかな垂れ下がるピアスしてたりする! 男子は流麗かつきりりとして現代劇の3倍は凛々しく美しいんですね!もちろん女子の華やかさ、美しさは言わずもがな!
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