おはようございます。
つい2、3日前に年が明けたと思ったのに、もう1月下旬になってしまいました。師走が過ぎるのは早いですが、睦月が過ぎるのも早い……と、毎年思います。

さて、突然ですが、皆さんのお名前の由来は何ですか? きっと素敵な由来、思いのこもったお名前なのだと思います。
「名前の由来」ときて思い出すのが、教育実習(小学校と中高保健体育の教員免許を持っています!)のときに出会った「ふぁみ」ちゃんという女の子。お父さまが音楽好きで、音階の「ファ」と「ミ」をとって名付けられたそうです。可愛らしいですよね。
私の名前「穂波」は、小さいころ周囲に同じ名前の方がいなくて、珍しがられることがありました。名付けたのは父です。
大人になってからは、「秋の生まれですか?」「ご実家は農家?」とたずねられたことがありましたが、いずれも否。では由来はなにかというと、父が中学生のときに読んだ本に出てくる女の子の名前が「穂波」だったからだそうです。
正確には、本ではなく雑誌。当時出版されていた『中学〇年生』という雑誌の付録かなにかに、短い物語があったそうです。お父さんが、生まれたばかりの女の子の赤ちゃんに「穂波」という名前をつけるまでのいきさつをとうとうと綴るという、なんでもないストーリーだったとか。
当時中学生だった父は、この物語を読み、なぜか「自分に女の子が生まれたら『穂波』とつけよう」と決めたそうです。
名前の由来を初めて聞いた時、小学生だった私は「なあんだ、つまんないの」と、少しがっかりしたのを覚えています。もっとドラマティックな(?)由来を期待していたのです。
でも、大人になり、そして子を持つ親になったいま、思います。みずみずしい感性をもった中学生(しかも父、愛読書は三島由紀夫の『潮騒』という、まさに“みずみずしい”男の子だったみたい!)のころに決めた“子どもの名前”をずっと心に秘め、本当に名づける……って、なかなかロマンティック。そのときの感性や思いがこもった名前を授けられ、特別感があるというか、誇らしい気持ちです。ありがとうお父さん!
初孫の命名おいて梅見かな
母方の祖父が、私が生まれたときに詠んだ句です。
私は1月生まれ。今日、24日が誕生日です。
とくに子どもが生まれてからは自分の誕生日をないがしろにしがちでしたが、今日は気持ちを新たに、そして両親を含めたご先祖さまや一緒にいてくれる家族に愛と感謝を込めて過ごします。あ、自分にも愛を込めて!

さて、これから専門学校の期末テストと卒業制作発表会が続くため、来週・再来週とブログをお休みさせていただきます。
次回は2月14日、バレンタインデーにお会いできたらうれしいです。

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