ご退出される前に天皇家と秋篠宮家、6名の方々に想定外の動きが!
そしてスーッとしめやかに開く長和殿の中の障子の扉。この時、以前なら「天皇陛下〜」「バンザーイ!!」と愛国主義者の方々の叫びが響くはずでした。「バンザーイ!!」の声とともに、一般人は旗を振ったり撮影したりしていたのです。しかし今回、大声が禁止というのもありますが、誰も叫ばず、静まりかえっています。広場には「バタバタバタ」と人々が旗を振る音だけが響いていました。というか、参列者が少なくて皇室の方々からも一挙一動が見られているので、旗を振らないと気まずい空気です。しばらく無心で旗を振って敬意を示しました。
第6回にお出ましになったのは天皇皇后両陛下、秋篠宮皇嗣同妃両殿下、愛子内親王殿下、佳子内親王殿下で、右側に天皇ご一家、左側に秋篠宮ご一家という位置関係でした。畏れ多くもちょうど前にいらっしゃる秋篠宮さま、紀子さまと目が合いそうな近さです。一番左の佳子さまはえんじ色のドレス、一番右の愛子さまは水色のドレスで、光沢に高級感が。
今回一般参賀に初参加の愛子さまは、一礼してから手を振りはじめられ、その奥ゆかしさに心を掴まれました。マスクでお顔が見えないのが残念ですが、佳子さまの美しい目もとも見えました。
そして、ありがたい天皇陛下のお言葉が。「新型コロナウイルス感染症感染拡大によって、みなさんも多くのご苦労があったことと思います。3年の月日を経て、今日、こうして皆さんと一緒に新年を祝うことをまことにうれしく思います」と、国民を思いやってくださるような内容で、言霊がみなぎる生声に感動。
さらに、最後に想定外の動きが見られました。ご退出される前に天皇家と秋篠宮家、6名の方々が距離を縮めて真ん中に集まったのです。今までにないこの集合は何かのメッセージでしょうか。もしかしたら皇室の結束力を表されたのかもしれません。世間でいろいろ言われていても、皇室は仲が良く、これからも天皇陛下を支えていくという意志表示にも見えました。
国民の生活も大変ですが、皇室の方々におかれましても様々なご苦労があったと思います。それでも、やんごとなき微笑みを浮かべて乗り超えていかれる皇室ご一家のお姿に、年始からエンパワーされました。来年はまた、コロナ前の活気を取り戻し、ひしめきあって旗を振れる日々が来ることを祈ります。
(次回、スペシャルゲストをお迎えしての特別企画!)
構成/露木桃子
前回記事「辛酸なめ子、3年ぶり新年一般参賀は「コロナ前より待機時間が短縮され少しラクでした」【レポ前編】」>>
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