人生最大の恋愛の共通点4:若かりし頃の打算のない純粋な恋


・高校生の頃から同級生と5年ほど付き合った。
・中学3年生のとき、同級生に告白の手紙を書き、友達に渡してもらった。フラれてしまったが、いい思い出になっている。
など。

意外と「学生時代の恋愛」を挙げる人もいました。社会人になると、世の中の世知辛さを知り、パートナー選びでも条件を見てしまい、純粋な愛情から恋愛するわけではなくなってくることも。
「思い(愛情)」だけで見たら、打算のない恋心を抱く10代が「人生最大の恋愛」であることもあるのでしょうね。

 


人生最大の恋愛の共通点5:現在進行中の関係


・今の夫とは、出会ったときは飲み仲間だったが、会う度に好みが合うことが分かっていった。結婚して14年だが、気遣いができるところなど、今もカッコイイと思っている。
・40代初めに、好きな彼にアタックしてはフラれるというのを5年ほどしたあと、どんな形でもいいから彼を応援しようと思うようになったら、気持ちが通じ、今はパートナーになって5年になる。
など。

過去にどんなに熱烈な恋愛をしたとしても、「今の恋愛(結婚)が一番!」ということもありますよね。
一般的には、男性と女性では「恋愛の思い出の保存の仕方」が違い、男性は「別のフォルダーに保存する」のに対し、女性は「上書き保存する」なんてことが言われます。
作家のオスカー・ワイルドの名言には「男は“最初の男”になりたがり、女は“最後の女”になりたがる」というのがありますが、女性にとっては「“最後の女”にしてくれない男性のことなど、上書きして消してしまおう」というところもあるのかもしれません(笑)。

何をもって“人生最大の恋愛”と思うのかは、人それぞれ


ここまで5つの傾向を紹介しましたが、「何をもって“人生最大の恋愛”と思うのかは、人によって違うのだ」と感じさせる結果でもありました。「熱い思いを抱いたから」なのか、「多くの時間と労力を費やしたから」なのか、それとも、「今が幸せだから、今の恋愛が人生最大」と思うのか。

たとえば、映画『ローマの休日』のアン王女にとっては、たった1日であっても、新聞記者ジョー・ブラドリーと過ごした自由な時間とロマンスが、“人生最大の恋愛”といえるのかもしれません。
何を“人生最大の恋愛”と思うかは、自由。正解はないし、自分がそうだと思うのであれば、そうなのです。それでいいのです。そんなキラキラ輝く思い出を秘めている女性は、素敵です。

今回のアンケート結果では、「その“人生最大の恋愛”が成就したか」という質問に対しては、約7割の人が「成就していない」という回答になりました。
既婚者であっても、「“人生最大の恋愛”の相手は、結婚相手とは限らない」というのは、なかなか興味深いことでもあります。

人によっては、月日が経ち、思い出に変わったからこそ、当時の悲しみや苦しみも浄化され、「今となれば “人生最大の恋愛”だったと思える」こともあるかもしれません。
当時はそれどころではなくても、その恋を俯瞰してみることができたときに、気づくこともあるでしょう。

では、その「人生最大の恋愛」を通して、彼女たちは何を学び、どんな風に変わったのでしょうか? 次のページで紹介します。