「ストレス社会」と言われる現代、ストレスは心身の病気にもつながるので、できる限り、ためないでいたいものです。
多くの人は「ストレスを解消すること」を求めがちですが、そもそもためないほうがいい。
ストレスをためない人が持っている思考と行動は何でしょうか。

 

ストレスをためない人の特徴1:人に期待しない

 

みんなそれぞれ自分の人生を必死に生きているので、他人に期待したところで、その通りに動いてくれるとは限りません。
期待をしてその通りにならないと、がっかりしたり腹が立ったりしがちなので、どんなに親しい関係でも、もっと「相手の自由」を認められるようになったほうが、平穏な気持ちでいられます。

人に期待しないために大切なことは何かというと、やはり「精神的な自立」ができることだといえます。「できるだけ、自分でやれることはやる」「自分で自分を楽しませ、幸せにする」とか。
特に、孤独感を抱いている人ほど、特定の相手を使って寂しさを癒そうとして、依存したり、期待したりしがち。それでは、相手の負担になり、避けられてしまうこともあります。
そうならないためにも、たとえば、「色々な人と交流しておく」のはもちろんのこと、たとえば「素敵なカフェの常連客になる」「没頭できる趣味を作る」「ペットを飼う」などに挑戦して、“他人を使わず、自分の力で孤独な思いを解消できる方法”を何かしら見つけておくといいでしょう。

「求める」よりも、「与える」人に


人に期待している人は、「相手から与えられること」を求めていることが多いものです。でも、人に対しては「求める」よりも「与える」ことを心がけていたほうが、いい人間関係が築けます。

「与える」といっても、がんばって尽くそうとするのではなく、たとえば、会う前に相手が好きそうな話のネタを準備しておくとか、相手に大変なことが起こっているなら、「今日はしっかり話を聞いてあげよう」という心構えをしておくとか、「このお菓子、友達が好きそうだな」と思ったら、会うときにあげるとか、ささやかなことで充分。
大人になると、そういうちょっとした“心遣い(愛情)”がうれしいし、「自分を大切にしてくれる人だなぁ」と感じるものなんですよね。

なによりも、不思議と「与えている側」のほうが豊かな気持ちになることが多いもの。与えることで、自分の豊かさを実感できることもありますしね。
「ギブ&テイク」なんて言っていないで、相手のほうが得するくらいに与えたほうが、却って幸せな気持ちになることも少なくありません。その感覚が芽生えたら、人に期待ばかりしなくなるでしょう。
(※ただし、与えるといっても、「相手が求めていることに応える」という形ばかりだと自主的でなくなり、義務感が生まれてしまうので、“要求ばかりしてくる相手”には要注意です。)

「他人」だけではなく、「自分」にも期待をしすぎるからストレスがたまることもあります。それについては、次のページで紹介します。

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【漫画】彼女がストレスをためなくなった理由
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