3年ぶりの映画鑑賞はピンクを基調に華やかに

 

チャリティ上映会にご臨席された天皇皇后両陛下と長女の愛子さま。ご一家そろっての映画鑑賞は3年ぶりのことでした。2022年12月28日、東京都港区・TOHOシネマズ六本木ヒルズ にて。写真/JMPA代表(横田紋子/小学館)

写真/JMPA代表(横田紋子/小学館)

この日は、ピンクのワントーンでまとめられた愛子さまのコーディネートが印象的ですね。ファンシーツイードのジャケットに、ピンクのフレアスカート、バッグもピンクのファー素材をあわせ、お若い愛子さまの魅力が際立つ装いです。

雅子さまは光沢のあるベージュのジャケットに、ボウタイ風に結んだピンクのスカーフで愛子さまと色味をリンクさせています。雅子さまらしい、華やかなスカーフの着こなしだと思います。

陛下のネクタイはワインカラーのような、深いピンク色。ご一家でピンクの濃淡で色味を揃えたコーディネートになっています。(石原裕子氏)

 

ブルーグレーでまとめたリンクコーディネート

 

「国宝 東京国立博物館のすべて」を鑑賞される天皇皇后両陛下と愛子さま。2022年11月24日、東京都台東区上野・東京国立博物館にて。写真/Kyodo News/Getty Images

 

天皇陛下はブルーグレーのネクタイを。皇后・雅子さまは、雅子さまらしいマニッシュなパンツスーツをお召しに。ワントーンコーデにホワイトのパールが輝く、品格ある装いです。愛子さまはブラックをあわせ、バッグとジャケットで大人の女性らしい華やぎをプラス。ご成年を迎えられた愛子さまにとてもよくお似合いです。写真/Kyodo News/Getty Images

リンクコーディネートも話題となる、仲睦まじい天皇ご一家。今年もご一家のお姿を目にする機会が多いと嬉しいですね。


キャプションは過去の資料をあたり、敬称・名称・地名・施設名・大会名・催し物名など、その当時のものを使用しています。


石原裕子(いしはら・ゆうこ)
ファッション評論家。長年に渡りパリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨークのプレタポルテコレクションを取材し、世界のファッション業界事情に精通している。即位関連の一連の儀式の間、メディアで雅子さまの装いを分かりやすく解説。現在、テレビ・雑誌・講演などで活躍中。「ファッションチェック」という言葉の発案者でもある。

前回記事「【雅子さま】帽子と靴バッグ、手袋も同色で。調停制度100年記念式典でもお召しの全身ワントーンコーデ10選」はこちら>>

 
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