パラダイムシフトの今、「美の価値観」を刷新し続けてきた美容ジャーナリスト齋藤 薫さんが、注目したいある視点をピックアップします。
 

 


初めて目にする種類の美しさ


「こういう種類の美しさは何か初めて見た気がする」
興奮気味にそう言ったのは、これまでたくさんの美しい女優やモデルを撮影してきたベテランのカメラマン。最近の愛子さまの会見やインタビュー画像を見て、率直に驚いたというのです。

愛子さまの美しさに学ぶ、 実は美において最も重要なこと【齋藤 薫】_img0
学習院大学の卒業式はネイビーの袴姿で。 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

見たことのない美しさ……確かに、成人した愛子さまの美しさには、大人になって見違えたというレベルではない、ちょっとただならぬものを感じている人がきっと少なくないはずなのです。

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2024年、春の園遊会にご出席。 写真:AP/アフロ

何がどう“ただならない”のか? 結論から言うならば、口元の温かい品格。これが言葉を発するたびに、ふわりと溢れ出てくることに、目を見張る人が多いということ。
おそらく誰もが感じているはずなのは、愛子さまが話されている姿を見ていると、 それだけで何とも心地よい多幸感が訪れること。それ自体、圧倒的な好感度の高さを意味しているわけですが、その発露となっているのが愛子さまの口元。笑顔の時も話している時も、その口元の美しさにハッとさせられ、気がつくと癒やされているはずなのです。

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今春、愛子さまは武蔵陵墓地へも参拝。 写真:代表撮影/ロイター/アフロ