色とりどりの春の花を、街や店先で見かける自然の美しい季節となってきました。前回に引き続き「自宅で簡単に楽しめる花の活け方」を教えてくださるのはフラワースタイリストの平井かずみさん。今回は春を感じるチューリップなどの球根花や、プレゼントなどでも人気の「球根」を活けるコツを教わります。
使用する花瓶は、現在ミモレストアで発売中の「ミモレ別注・Sghrフラワーベース2種」。日本の老舗ガラスメーカー「スガハラ Sghr」、そして平井かずみさん、ミモレストアのトリプルコラボです。
教えてくださったのは、
フラワースタイリストの平井かずみさん
花生けで使うのはボトル型とバケツ型、2種類の花瓶
バケツ型は数本から花を飾りやすい形に、そしてボトル型はひと枝から簡単に飾れるようにとデザインされていますが、実は他の植物を飾っても、違った雰囲気で楽しむことができます。まずはバケツ型に、春を感じる人気の「球根花」を活けてみます。
底面が広いバケツ型の花瓶は、球根花も活けやすい
バケツ型×球根花で季節を感じる飾り方を楽しむ
チューリップを「3本の法則」で華やかに活けてみる
「同じ花を3本、または種類の違う3本を使った生け方『3本の法則』をご紹介しましたが、今回は応用編で本数を増やしたボリュームある飾り方。とはいっても、基本の考え方は同じです。3本の3倍で増やしていくと、色合いやボリューム感などもバランスが取りやすいんです。今回は主役の花、添えの花、グリーンをそれぞれ各3本ずつ、全部で9本で活けました」
主役の花3本も長さを変えて表情をつけます
本数が増えることで表情や立体感がアップ!
ボトル型の花瓶には花を飾ってみる
水をたっぷり入れて、ボトルの側面で固定
「ボトル型の花瓶は高さが約35㎝あるので、長さのある花を活けると、中にすっぽり入ってしまう形に。もちろんそれも素敵なのですが、こんなふうに細くなった口の部分に引っかけるようにすると、長さがそこまでない花でも活けることが可能です。花の長さは、花瓶と花が1:1になるように切っておくと、バランスよく飾ることができます」
今回使用したのは「ミモレ別注・Sghrフラワーベース2種セット」
花の数を問わず、空間を生かした飾り方ができる「バケツ型」
テクニックいらずで枝物がセンス良く飾れる「ボトル型」
ミモレ別注のスガハラの花瓶2種セットは、幅広い草花をアイデア次第でさまざまに活けられます。花生けが好きな方にも、花のある生活を始めたいなと思っている方にも使い勝手の花瓶なので、気になった方は、ぜひ受注期間中にご検討下さいね。
取材・文/幸山梨奈 構成/朏亜希子