現在、好評につき、追加販売中の「ミモレ別注・Sghrフラワーベース2種セット」。#花のある生活を始めるための”スターター”としても、いろいろなフラワーベースを使ってこられた方にも使い勝手のいい花瓶です。今回は東京と軽井沢の二拠点生活を送る、フードディレクターの川上ミホさんに別注のフラワーベースを使って、花を飾ってもらいました。
低くて圧迫感のない「バケツ型」はテーブルに置いても
「口が広く、背が低めのバケツ型。その低さを生かして、花瓶の縁に寄りかかって頭がしなだれるような茎が柔らかな花ときりっとしたグリーンを活けました。今回活けたアネモネのように茎が柔らかい花は、意識せずに花瓶に挿すだけで、高さに違いが出て、立体的に活けることができます。最初は片側に寄せるように数本だけにして、余白のある活け方もいいかなと思ったんですが、活けていくうちにボリューム感が欲しくなってしまいました(笑)。
高さのある花瓶にたっぷりと花を活けたものをテーブルに置くと、それはそれで華やかで特別感がありますが、子供のいる我が家ではちょっとドキドキしちゃうので(笑)、低めの花瓶は安心感があります。圧迫感もなく、親しみやすい雰囲気もいいですよね」
「軽井沢の家では窓の外はさまざまな木々が鬱蒼としていますし、庭にはアジサイなど木の花が植わっているので、季節には切ってきて飾ったり。ただ、カラフルなお花はやっぱりお花屋さんですね。軽井沢にも2軒ほどお気に入りのお花屋さんがあります。木の花のような自然な色やグリーンも好きですが、明るい色もやっぱり気分が上がります」
ひと枝挿しの「ボトル型」は背景の壁を生かして
「最初に手に取ったときに”こんなに軽くて、枝を挿して大丈夫かしら?”と思うくらい軽量なんです。でも水を入れたら、無理なく運べるけれど、安定感のあるちょうどいい重さに。ひと枝挿しと聞いていたんですが、こんなふうに数本挿してみるのもいいと思います。高さが際立つようにあえてまわりに高い家具や照明などがないところに置きました。ちょうどライトが横にあるので、壁に木の葉の影が落ちて、なんだか飾っている以上に存在感が出ましたね」
「最初の枝は花瓶よりも長めに切って高さを出しましたが、こちらは花を活けるように短めに切って活けてみました。きゅっと細くなった口にぎゅぎゅっと挿してあるのも花瓶のフォルムが生きるようで好きです。もしかしたら、花瓶の口からちらっと花がのぞくような活け方もできるかもしれません。
バケツ型もボトル型も、個性のある形をしていますが、実はさまざまに活けることができる花瓶だなと思いました。とてもデザインがシンプルなので、花や木々の色、決して直線ではない茎や枝の個性が際立ちますよね。バケツ型はお花以外にも器として使うこともできそうだし、ボトル型はあえて何も挿さずにただ置いても素敵そうです。難しくないけれど、自由度も高い花瓶は、長く愛用出来そうですね」
いかがでしたか。これから花も緑も色濃くなる季節、日常に花のある生活を送ってみたくなりましたね。ミモレ別注・Sghrフラワーベース2種セットの販売は5月29日までの予定です。追加受注は少量のため、期間終了前に販売が終わる可能性もあります。ご了承下ください。
構成・文/幸山梨奈