年度始まりに新調したいジュエリー、今回はスタイリスト室井由美子さんがこの春注目するジュエリーブランドをご紹介します。カジュアルにもきれいめにも使えて、今年らしい洒落感をまとえる……そんな“大人にちょうどいい”ジュエリーブランドを教えていただきました。
【bororo(ボロロ)】
“旅する宝石商”ことディレクターの赤地明子氏が立ち上げたブランド。ニューヨークにて宝石学を学んだ後、コロンビア、ブラジル、ドイツ、タンザニア、スリランカ、タイなど美しい石を求めて世界中を旅する。天然の美しい宝石を自然のままのカタチで届けたい、という想いを表現するブランドです。
鉱物結晶の形をイメージして石を多面的にカットしたデザインのロックリング。光の当たり具合や角度によって見え方が変わります。bororoのジュエリーは、山梨県の伝統工芸士である詫間宝石彫刻にて加工され、石と地金を貼り合わせてから同時に磨く「同摺り」という伝統技法が用いられています。高度な技術と経験を要する技法は、なめらかで一体感のある仕上がり。引っ掛かりがなくストレスフリーな着用感も魅力です。
【Charlotte Chesnais(シャルロット シェネ)】
2015年にブランドを設立。デザイナーのシャルロットが生み出すジュエリーは、身体のラインに寄り添う彫刻のような抽象的なフォルムが特徴。普遍的で洗練されたデザインのジュエリーは、フランス屈指の職人たちと1点ずつ丁寧に制作されています。
ブランドの代表作「ミラージュ イヤーカフ」の小さめサイズ。シルバーとイエローゴールドをドッキングさせた素材使いと、耳たぶに沿う曲線的なフォルムが特徴です。
美しい曲線のラウンドが目を引くリングは、シルバーとイエローゴールドの2色展開。小さめサイズなので他のリングとレイヤードしたり、手持ちのチェーンに通して、ペンダントトップとして着用するのもおすすめです。
YUMIKO‘S コメント
いつも「一体どうやってつけるのだろう?」と首をかしげたくなるようなデザインが魅力のシャルロット シェネ。でも実際つけてみると身体に沿うようにピタッとはまって、モダンな印象に仕上がります。
モード感もあるので「ちょっと人とは違うものが欲しいな」と思っている方にもオススメ。このアイコニックなジュエリーをプラスすることで、よりスタイリッシュに仕上がります。
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YUMIKO‘S コメント
色石は難しいイメージですが、そんな方に一押しなのがボロロのリング。「同摺り」という技法によって作られたこちらのリングは、ぽってりとした形が可愛いアイテム。ご紹介した石の他にもさまざまあって、お気に入りを見つけるのに迷ってしまいそう。
余談ですが、私の周りのジュエリー好きのお姉さんたちも、この「ボロロ」愛用者。アイキャッチーなリングをシックな装いのアクセントにされています。私自身もいつかは手にいれたい、憧れアイテムのひとつです。