いわゆる製薬系の枠にはまらない唯一無二の製薬会社とは?


例えばそれが、ロート製薬。製薬会社でありながら、コスメブランドをいくつも生み出し、多くを成功させている稀有な企業です。それもオバジ、エピステームから、肌ラボ、メラノCC、スキンアクアまで、なんとメンソレータムも……と様々なカテゴリーをリードするブランドも多数。

つまり、いわゆる製薬系コスメの枠を超え、圧倒的人気のプチプラコスメに加え、最先端コスメの市場にもしっかりと食い込み、プレステージを確立しているという意味でも唯一無二であることがわかるはずです。

でも、何よりの“得意技”は、医薬品や再生医療・美容医療研究で培った知見を惜しみなく、化粧品開発に注ぎ込んでいること。だからこそ製薬系らしからぬ、パワフルな攻めのコスメが作れるのです。

1つの例をあげれば、ロート製薬は言うまでもなく“目薬のトップメーカー”だけれども、眼球だけでなく目周りの構造を多角的・全体的に捉え、目元全体の研究を100年以上行ってきました。そんなロート製薬だからこそ、他にはない独創的なアイケア提案ができています。

じつはそんなことが出来るのも、ロート製薬は医薬品も化粧品も1つの同じ研究所で研究し、そこに垣根を作らないという、まさに開かれた研究所を持っていると言われるから。だから、いわば必然的に、化粧品と医療領域、医薬品の開発において互いに影響しあい、高め合うということなのです。