「スイッチをオフにできない」「とにかく休みがない」という弊害

国も促進する副業・兼業。そのメリットとデメリット「ワークライフバランスの崩壊」を避けるには_img0
 

そしてここからが本題です。
副業をしてみて(筆者の場合、本業にしたいことをまずは副業としてやってみたわけですが)、ぶっちゃけ感じた「マイナス面」もお話できればと思います。

 

実際に、フルタイム就業と副業をしてみた感想としては……とにかく休みがない、ということです。当然といえば当然なのですが、通常の休日を副業にあてるわけです。仕事が全くない完全オフの日はほぼ皆無。常に何かしらタスクがあるんです。なんというか、ずっと脳や心が休まらない感じです。

筆者はもはや何もしていないと罪悪感や焦りを感じるようになっていて、仕事を早めに進めてちょっと休みができても、何かやってないと不安になってしまう身体になっています。これは職業病ならぬ副業病?!

ショートスリーパーでめちゃくちゃ健康で体力が有り余ってる! という人は別かも知れませんが、そうでなければ休みを意識的にとること、体調管理が重要になってきます。オンオフつける努力が本当に大事です(と偉そうに言ってみましたが筆者はできていません!!!!)。

また、もう一つネックなのが、打ち合わせ等が必要な時、フルタイムで働いていると予定を合わせるのが大変なこと。取引先は当然土日祝休み、連絡が取れるのは日中です。そうなると自分の勤務時間と被ってしまうため、30分~1時間の打ち合わせのために休みをとる、みたいなことも。

筆者の場合は取材対象者と予定を合わせることや、急遽イベントなどに出演するとなるとシフトの調整などが難しいこともありました。