働きすぎの日本人が「副業」で潰れないために必要なこと    

国も促進する副業・兼業。そのメリットとデメリット「ワークライフバランスの崩壊」を避けるには_img0
 

そして副業の注意点ですが、副業自体が楽しいという場合や、収入自体があがればいいという場合は別ですが、中には「なかなかスキルアップにつながらない」仕事もあります。当然ながら、簡単な仕事は実績やスキルになりづらいです。

 

時間だけが過ぎていく、なんてこともあるので、キャリアチェンジにつなげたい、という場合は身にならなそうな仕事には見切りを付けるというのも大事です。

SNSでも副業に関する情報が溢れる昨今。そんな中、副業で稼げる情報を教えるといって高額な費用だけを取られ、有益な情報を得られなかったり、副業を騙って詐欺などの犯罪に加担させられるケースもあるそうです。すぐに稼げる情報をお教えします! なんていかにも怪しげな広告も流れてきますが、すぐに稼げる、などの言葉には注意も必要です。

企業によってはまだ副業を認めていなかったり、内容によってNG、申請が必要だったりなど様々です。副業したい人は、まずは勤務先のルールを確認してみてください。これから転職を考えている人は、希望する会社が「副業を認めているか」かもチェックしておくといいかもしれません。

今の仕事ではスキルアップが見込めない、もっとやりがいある仕事をしたいという場合、副業は転職以外の選択肢として有効なこともあります。しかし、やはりデフォルトで働きすぎな日本人ですから、仕事に生活を圧迫される可能性もあります。

副業にチャレンジする際は、いい面悪い面両方を考慮し、検討してみてください。



写真/Shutterstock
文/ヒオカ
構成/金澤英恵

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