大切なのは、「どんな選択も同じように尊重される」ということ。マスクを外せる人が偉くて、外せない人は臆病だとか、そういうことではないんです。「個人の判断にゆだねる」とは、「どんな選択をしてもその人は尊重される」ということです。

今は、マスク着用ルールの緩和がホットなニュースですから、視線を感じたり話題にのぼったりすることも多いかもしれません。ちょっとモヤモヤしますよね。でもそんなに気にすることはないと思います。いろんな事情でいろんな選択をする人がいる、ただそれだけのことです。

「自分の安心」を優先できますように

「あれ、マスク外さない派?」という視線が痛い...マスク着用ルールの緩和に喜べない私_img1
 

コロナ禍は、私たちの生活をいろんな形で制限してきました。旅行、外食、おしゃべり、人との出会い……。緩和されたり、制限が厳しくなったり、ウイルスの状況や政府の判断により、振り回されるのにすっかり疲れてしまったという人も多いのではないでしょうか。

私たちは一人きりで生きているわけではないので、社会のルールに従うことはやはり大切なことです。その上で、「周囲にどう思われるかな」「私はどう見えるんだろうか」を気にしすぎるのは精神的に消耗します。

ユリさんが「マスクを着けている方が安心できる」と感じるなら、それを優先させてください。「みんな外しはじめているから……」と思って無理する必要はありません。優先してほしいのは、「ユリさんの安心」。こんなに不安定な社会では、自分を守ってあげられるのは自分だけですもんね。

自分と違う選択をする人から、刺激を受けたり発見したりすることが多いのも事実です。いろんな人と関わって生きる面白さはそういうところにありますよね。でも、自分が疲れているとき・弱っているときは特に、「自分の安心」優先で。ユリさんが、どうぞ心安らかに過ごせますように。

 

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文/梅津奏
作画/Sumi
構成/山本理沙

「あれ、マスク外さない派?」という視線が痛い...マスク着用ルールの緩和に喜べない私_img2
 

前回記事「「今夜は予定があったのに...」子持ちの同僚の代わりに残業。黙って予定をドタキャンするモヤモヤ」はこちら>>

 
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