

50代になって「アトピーになったかも……」とクリニックにいらっしゃる方も少なくありません。keitdenさんがおっしゃるホルモンとアトピーとの関連性は現時点ではない、といわれています。
アトピーの主な症状として、かゆみ、赤み、かさつきなどが一年中表れること。アトピーの症状によりますが、ステロイド剤を使用して治療していきます。気をつけなければならないのは、季節の変わり目で肌がかゆくなったり、過敏になったりする「敏感肌」と間違えてしまうこと。アトピーも敏感肌も、アレルゲン(アレルギーになる要素)を肌の中に入れないことは同じなのですが、アトピーではないのであれば、毎日のスキンケアで症状がおさまることもあります。
肌の一番外側にある角層をきちんと整え、「壁」になって炎症を起こすアレルゲンの侵入をいかに防ぐか、ということ。セラミドを中心にした保湿成分で肌をケアし、クリームで皮脂膜を補うお手入れを心掛け、肌をいたわってあげてください。
1.外的要因の侵入を防ぐこと
2.外にうるおいを逃がさないことを心掛けてケアしていきましょう。

同時に、毎日の生活習慣の見直しもしてみましょう。ストレスや不規則な食生活、睡眠不足など、肌に変化が表れやすいのがミモレ世代でもあります。
ただし、敏感肌とアトピーの区別がつきにくいこともあります。症状がおさまらないときや自分では判断しづらいと感じたら、クリニックで受診することをおすすめします。
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高瀬聡子先生/ウォブクリニック中目黒 総院長東京慈恵会医科大学卒業後、皮膚科医として勤務。2007年にウォブクリニックを開院。共著書に「いちばんわかるスキンケアの教科書」(講談社)
【ウォブクリニック中目黒】住所/東京都目黒区中目黒1−10−23 2階
営業時間/月〜水・金曜日 11時〜20時、土・祝 10時30分〜19時
電話/0120−411−281(予約)
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