スタイリスト福田麻琴さんが、身の回りの”愛するモノ”について語ります。

EMMNは私とアシスタントのえりちゃん、みれいちゃんの3名で立ち上げたブランドです。
アシスタントとの出会いは人の紹介だったり、オンラインだったりとケースバイケースですが、今が一番歳が離れています。って当たり前か!(笑)
私はどんどん歳を取り、アシスタントになりたいって子は若いままなのだから。
だけど不思議と今まで以上に年齢差を感じず(図々しい!)、日々を過ごしています。
きっと前より私も仕事のペースをつかめているし、子育ても少しだけ手が離れて自分の時間を持てるようになったので、こんな風にみんなでブランドを立ち上げたり、一緒に贅沢ランチしたり、美術館に行ったり、飲みに行ったりできるんだと思います。
それにきっと彼女達がたくさん努力をしてくれてるから。
私に合わせるためにさ! ありがとうよ〜。

 

そんなボスである私にできることは、仕事の仕方を教えるのはもちろんだけど、良い関係を築くこと。
お互いに意見しながら仕事をしていきたいし、より良い方法を二人が知っているのなら是非取り入れたい。
みんなが楽しく働けるように環境を整えるのは私の役目だし、若者を応援するのも大好き!
EMMNはそれがかけ合わさってできたブランドなんです。

 

えりちゃんは元々ジュエリー販売員をしていて、ジュエリーに関する知識が豊富です。
そんなジュエリー好きが高じて、手作りしていたストラップに私が一目惚れ。
そしてそのストラップをつけていると必ず「どこの?」って聞かれるんです。
話してみると“いつか自分で作ったものを売ってみたい“という夢があったと知りました。
そんなの絶対やったほうがいい。
せっかく欲しがってくれる人がいるのだから販売してみたらどうかとすすめました。
私達はスタイリストが本業なのでお店に立つことはできないけど、オンラインの受注販売ならできると思いました。
今はそんな手作りサイトがたくさんありますよね。
そしてここでみれいちゃんの出番です。
文章を書いたりデザインしたりするのが得意なので、サイトの構築は彼女が担当しました。
それってすごいこと!
これからスタイリストになる二人のまた別の才能がコラボレーションして一つのブランドを作っているんですから。
なんて時代でしょう。
なんて才能でしょう。

 

私には全くもってどんな仕組みになっているのか分かりませんが、とにかくサイトは完成し、実際ブランドを立ち上げ、販売に至ったというわけです。
もしこれがコロナ前なら、私も古い価値観に囚われて、アシスタントがブランドを立ち上げるだなんてあり得ない、そんな風に思っていたかもしれません。
今だからこそ自由に軽やかに考えられていると思うんです。
ということでそんなEMMNは家族経営(笑)。
制作から構築から販売まで、全て自分達で。
だからと言うわけではありませんが、商品はモダンなデザインでもハンドメイドのあたたかみを感じていただけると思います。
アイコンはやっぱりストラップ!
たくさんは作れないので数量限定の受注生産ですが、今はこの形が私達にちょうどいいみたい。
是非サイトを覗いて見てくださいね〜!

 

写真・文/福田麻琴
 


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