怒りを感じること自体は決して悪いことではない

写真:Shutterstock

怒りの感情が沸いてきたとき、皆さんはどのような反応を示しますか? 感情をありのままはき出す? もしくは怒りを胸におさめて平静を装う? なかには、怒りを感じた自分に対して嫌悪感をおぼえる人もいるでしょう。いずれにせよ、社会人にとって怒りというのはマイナス面が大きく、できれば感じないようになりたいですよね。

 

しかし、アンガーマネジメントの専門家・戸田久実さんによると、「怒りを感じることや怒ること自体は、決して悪いことではない」とのこと。結局、「怒りは人間にとって、なくすことができない自然な感情」であるため、上手にコントロールすることが重要なのだとか。そのノウハウを紹介しているのが戸田さんの近著『怒らない100の習慣』で、怒りを上手に扱う方法から怒りにくい体質になる方法、さらには自分をごきげんにする方法まで、実に多彩な怒りのコントロール方法が挙げられています。しかも、それらは習慣化することが前提ですからとても簡単で、すぐに実践できるでしょう。

そんな本書から、今回は怒りの本質について書かれた部分と、怒りをやわらげる習慣や怒りにくい体質になる習慣について書かれた部分を抜粋いたします!