怒りをやわらげる習慣① 魔法のフレーズを持っておく


人と接していると、ついイラッとしてしまうことがあるでしょう。そんなとき、心が落ち着くフレーズを持っていると、一瞬で気持ちを切り替えることができます。フレーズは、たとえば「大丈夫、大丈夫」「たいしたことない」と言う人や、自分でフレーズをつくる人もいます。自分が落ち着くものなら、好きな食べ物やペットの名前でもいいでしょう。

カチンとくることがあった瞬間、理性が働くまでの6秒の間に、心のなかで自分だけの言葉を唱えてみてください。特定のフレーズを自分に言い聞かせることで、客観的になり、気持ちを落ち着かせることができます。また、怒りに任せた行動をしにくくなるので、おすすめです。そうすることで、「まぁ、たいしたことないかな」と思えるようになるでしょう。

言いやすくてしっくりくるものを事前に用意しておくといいですね。いつでもどこでもできるので、ぜひ、取り入れてみてください。

「怒り」を感じる自分を大切に。無理に抑えるのではなく、上手にコントロールすることに目を向けよう_img0
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怒りをやわらげる習慣② 意識してため息をついてみる


ため息には、あまりいいイメージがないかもしれませんが、じつは悪いものではありません。日常の疲れや悩みがたまっていくとイライラしがちになり、呼吸が浅くなって身体が酸素不足の状態になりかねません。さらに、お腹や胸の筋肉が緊張して、身体がカチコチに硬くなってしまいます。じつは、「ため息」には、こわばりをゆるめ、自律神経を整える効果があると言われているのです。

 

ストレスがたまってイライラしているときこそ、ため息をついてみてください。思いきりため息をつくと、全身の力が抜けて、緊張がゆるんでいきます。息をフーッと吐き出すのがおすすめです。

自宅でもいいですし、職場でまわりに人がたくさんいる場ではなく、人目のないところ、たとえばトイレの個室などでため息をついてみるのもいいですね。いつでも手軽にできるので、意識的に試してみてください。