増えてきた肌悩みに応えることにばかり気を取られていませんか? 40代からこそビューティは自由に、アグレッシブに、そしてエモーショナルに楽しむべき! 長引くご自愛モードはもう終わり! 新しい時代を感じる、スタイリッシュでパワフルな美容のムードを美容ジャーナリスト永富千晴さんが解説します。
 

多機能もいいけれど、ベースの美しさを追求するなら、下地選びから!

 


カバーしながら素肌っぽい。そんな
理想の肌を崩さず保つには下地がカギ!


肌は極力ヌーディであった方が確かに若く見えますが、それは、塗り方を成功した場合に限る。肌がヌーディすぎると、ただの疲れた人や、肌に何も手をかけてない人に見られてしまいます。だから、シミ、くすみ、くま、毛穴などは、しれっと隠しつつ、あわよくば素肌っぽい感じで仕上げられたら、最高ですよね。
しかも、これからの季節は、顔の上に塗るものって、取れたりヨレたりしがちで、気づいたら、お化粧直しの時に、全てが消えていた……なんてこともしばしば。

 

そこで取り入れたいのが、ファンデーション前に使う崩れを寄せ付けないプライマーや下地と呼ばれているもの。
「ファンデーションの前には下地を塗るのが当たり前」と思いきや、日焼け止めと兼ねていたり、ファンデーションに下地効果がついていたりで、実は何かと込みで済ませがち。そのため、純粋に「下地」というアイテムを使う機会がもしかしたら減りつつあるかもしれません。でも改めて大人の肌を考えたとき、やっぱり下地機能を突き詰めたアイテムは、メイクの密着感を高めてくれたり、肌色をトーンアップしてくれたり、毛穴レスに仕上げるなど、肌をキレイに見せる“映え”効果に優れていることを再確認。今年も艶っぽい肌感が人気ですが、マットタイプやピンクやラベンダーなど透明感をアップさせてくれるカラーが増えていること、まるで美容液や乳液感覚で使えるような滑らかな使い心地など、どんどん機能性が高まっているので、頼れる一本を探してみてください。