「自分の顔が嫌い」「自分の外見は醜い」と感じる「身体醜形症」。「見た目」を気にする病気ですが、本質はこころの病です。でも、鏡を何時間も見たり、髪型をしきりに気にする様子から、誤解されやすい病気です。そんな身体醜形症にまつわる誤解を、精神科医・形成外科医の中嶋英雄さんの『自分の見た目が許せない人への処方箋 こころの病「身体醜形症」の治し方』から抜粋してご紹介します。

思い当たる人は「身体醜形症」かも?まずはチェックしてみましょう

写真:Shutterstock

つぎのような兆候は、身体醜形症かもしれないサインです。

☑️ 顔や身体の気になる部分を、鏡で毎日何時間も確認している。
☑️ 顔や身体の気になる部分を何度も自撮りしている。
☑️ 顔や身体の気になる部分について、いつもインターネットで検索している。
☑️ ほかの人の視線が、自分が気にしている部分に集中していると感じる。
☑️ 自分の見た目が気になって、気分がひどく落ち込むことが継続してある。
☑️ マスクや帽子、サングラスが欠かせない。
☑️ 人に見られたくないので外出できない。
☑️ 自分が醜いせいで、家族や友人を不快な気分にさせていると思う。
☑️ 自分の人生がうまくいかないのは、外見が醜いからだと思う。
☑️ 美容整形で気になる部分を治せば、すべてがうまくいくと思う。

もし、ひとつでも当てはまる項目があるようでしたら、身体醜形症の可能性があります。