【即位から4年】皇后雅子さまの装いで振り返る「即位礼正殿の儀・即位パレード」

＜即位パレード（11月10日）＞

雲ひとつない秋晴れのなか、天皇陛下の即位を祝う「即位パレード（祝賀御列の儀）」が行われました。天皇陛下と雅子さまは、皇居から赤坂御所までの約4.6キロのコースを真新しいオープンカーに乗ってパレードされました。

パレードに臨まれる天皇陛下と雅子さま。雅子さまは、正装のローブ・デコルテに勲章「勲一等宝冠章（ほうかんしょう）」をつけ、頭上は華やかなティアラで飾られています。ティアラは「皇后の第一ティアラ」と呼ばれ、中央の丸い大粒のダイヤモンドと柔らかな曲線が美しいデザインです。５月の代替わりの際に美智子さまから雅子さまに譲られました。襟元にあしらったレースは、ご結婚のパレードでお召しの白いバラの花びらのようなドレスを懐かしく思い出させます。写真／JMPA・講談社（椎野充）

天皇陛下と雅子さまは、トヨタの最上級セダン「センチュリー」を特別に改造したオープンカーに乗り、時速１０キロでゆっくりと進みます。沿道には約11万9000人の人々が詰めかけて日の丸の小旗を振り、歓声が上がるなか、両陛下は晴れやかな笑顔で手を振られました。明るい日差しにティアラがキラキラと輝きます。雅子さまはときおり感極まったように涙を浮かべ、手で涙を拭われました。写真／JMPA・講談社

この4年の間も、様々なかたちで私たちを見守ってくださった両陛下。お二人のお心に触れることで、私たちの心もあたたかくなります。成年皇族となられた愛子さまとともに、ご一家で過ごされるお姿も見られる今日。これからお元気なお姿を見る機会が増えると思うと楽しみですね。

キャプションは過去の資料をあたり、敬称・名称・地名・施設名・大会名・催し物名など、その当時のものを使用しています。