4月24日(月)刊!mi-molletの藤本が担当した美容ジャーナリスト・松本千登世さんの本『顔は言葉でできている!』は赤いカバーがとても美しい本です。

「生き様は、顔に出る」

とは言うけれど。千登世さんの新刊ポスターのコピーはこちら。

「顔立ちより、顔つき」

「顔立ち」が顔の形や作りを指すのに対し、「顔つき」は気持ちを表す顔の様子や表情。大人の美しさは「顔つき」に表れる、そしてそれは何気なく話す言葉、聞く言葉、かけられる言葉、目にする言葉によって作られる、というのがこの本です。

会社の入り口通路や女性誌フロアに貼ってある大きなポスターにもこの言葉が踊っていて、通るたびにドキッとします。あーポスターの写真を撮っておけばよかった。

この本にはたくさんの言葉が載っています。ミモレから出る本のゲラを読むのの私の仕事なのですが、本当に読んでいて清々しくて。心のこわばりがすーっと取れて柔らかくなっていくような、清涼感を感じました。

「ここじゃ、美しいものが創れない気がするんだよね」
「答えは、自分の中にあるのに」
「コンプレックスはエネルギーの元なんだから」
「『負け』を知っている人がいいわね」
「自分の取り扱い説明書を更新すること」
「シワを怖がる暇があったら、本を読むこと」
「『悪くない』と『いい』には、雲泥の差があるのよ」
「私は、自分の足で登りたいと思うんです」

 


担当の藤本さんが「千登世さま、千登世さま」と言うので、私も最近「千登世さま」と言うように(笑)。

下版後念校時の【ミモレ日誌】はこちら。大詰め感!

千登世さまは美容エディターなのですが、「美しき求道者」って感じなんです。周りと丁寧に関わりながら、美容業界のど真ん中で、人は、女性はどうあるべきか、いつも真理を求め続けている、そんな方です。お会いするといつも心洗われる感じがするのはそのせいかな。

私はこの本を側において、進む道が分からなくなくなりそうになったときや、心が晴れないときにいつでも手に取れるようにしようと思って、本棚の一番いい場所に置きました。

顔立ちより、顔つき。

「あの人、いい顔してるね〜」って言葉が溢れる世界になったら素敵です。対面イベントもできるようになったので、読者の皆さんの「いい顔」にたくさん会えるようにしたいな!

松本千登世著『顔は言葉でできている!』

 

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