「やっとリベンジができる」このご時世でなかなかできなかったライブやコンサート


――彩吹さんがバースデーライブを行われるのは在団中も退団後も、今回が初めてのこと。このタイミングで挑戦してみようと思った理由を伺いました。

彩吹真央さん(以下、彩吹):元々は2020年に『JUDY GARLAND SONG BOOK 2020』というライブを行う予定だったのがなくなってしまい、いつかジュディ・ガーランドのライブをやりたいと、ここ数年思っていたんです。ライブやコンサートはこのご時世でなかなかできませんでしたが、6月にコンサートライブをしよう!という企画が持ち上がったときに、私の誕生日が6月9日で、ジュディ・ガーランドは6月10日生まれ。「やっとリベンジができるかも!」と思って、ちょっと恥ずかしかったのですが、バースデーライブという名前を付けさせていただきました。勇気が要りましたけど(笑)。

昨年、京都フィルハーモニーと『彩吹真央&京フィル レインボーコンサート in 春秋座』というのをやらせていただいたのですが、そのときに佐藤さんに出演をお願いしたんです。常々、「シュガー(※佐藤さんの愛称)とデュエットをしたい!」という思いがあって。

彩吹真央×佐藤隆紀「舞台袖でシュガーの歌を日々こっそり聞いていました」震えるほど心地よいデュエットを再び組む幸せ_img1

 

佐藤隆紀さん(以下、佐藤):ありがとうございます!!! 

 


彩吹:そのコンサートでデュエット曲とソロをシュガーに歌ってもらったのですが、とてもハッピーだったんです。シュガーに来てもらえたこともそうだし、何よりもデュエットの時間が心地良くて。でも京都で行われたということで、東京在住のファンの方から「いつかまたシュガーさんとデュエットをやってほしい!」とたくさんリクエストをいただいていたので、この機会にシュガーにオファーしたいと。私ももちろん、もう一度ご一緒したかったですし。

佐藤:今回のお話をいただいてもうすぐに「ぜひ!」とお返事しました。京都のときに彩吹さんと歌って思ったのは、本当にいろんな声が出せる方なんだなということ。すごく可愛らしい声から、色気のある声まで、幅広く声を表現されるんです。

歌がお上手なのは存じ上げていましたが、本当に歌を愛されている方なんだと改めて思って、そのときは心が震えるほど、素晴らしいなって思ったのを覚えています。彩吹さん、去年は一緒に『ア・ホール・ニュー・ワールド』を歌いましたよね? あれがすごく印象に残っています。もう、気持ちよくて!