美容家で、自ら立ち上げたスキンケアブランド「FTC」のクリエイティブディレクターとして活躍する君島十和子さんが、5月30日に57歳になります。美しく透き通った肌に、スリムなボディライン。上品な雰囲気をまといつつも、SNSなどで見せる顔は親しみやすくてチャーミング。そんな君島さんが「アラ還」と言われても、いまいちピンとこないのが正直なところではないでしょうか? ところが、その君島さんが4月20日に7年ぶりに発表した新刊のタイトルはズバリ『アラ還十和子』(小社刊)。この本に込めた思いや、アラ還になって気付いたことなどを聞いてみました。

「あの十和子さまが57歳?」君島十和子、波乱の“お家騒動”バッシングで得たものとは?_img0
 

君島十和子
1966年東京都生まれ。FTCクリエイティブディレクター、美容家。二人の娘をもつ母。雑誌の専属モデルや女優として活躍後、結婚を機に芸能界を引退するも、美容への意識の高さに注目が集まり各女性誌で取り上げられる。
アラ還十和子』(講談社)、『十和子道』(集英社)、『十和子イズム』(講談社)など著書も多数。現在はTVや雑誌にて活躍しながら、自身のSNSでも飾らない等身大の姿及びファンに寄り添った配信が大好評。
YouTube「君島十和子チャンネル」
Instagram @ftcbeauty.official
Twitter @FTC_beauty

 

7年ぶりの新刊『アラ還十和子』のタイトルが直球すぎる!?


ライフスタイルウェブサイト「withclass」の連載から1冊の本になった『アラ還十和子』。働きながら2人の娘を育てた母でもある君島さんの仕事や家族、友達への思い、君島さんの人生を変えた“断捨離”術、メイクやファッション、美容と健康のために食べているものなど、美の秘密をひもとくライフスタイル本です。そこになぜ、ストレートに“アラ還”という言葉を付けたのでしょうか?

「連載が始まった頃は、30〜40代の女性に向けて、私なりの経験談をお伝えするものだったのですが、私も連載中に年齢を重ねていろんなチャレンジをするようになり、みなさんが抱く私の印象と、今の自分にズレを感じるようになってきたんです。それを的確に表現する言葉は何なんだろうと考えた時に、“アラ還”という言葉が出てきて、腑に落ちたんです」

君島さんが50歳の時に出版した『十和子道』(集英社)でも、50歳になったということをはっきりと打ち出し、君島さんが愛用しているアイテムや、日々実践していること、いま考えていることなどを惜しみなく紹介していました。その7年後に発表された本書と読み比べてみると、美容や生き方に関する軸の部分にブレはないものの、よりシンプルに、大切なものが明確になっているように感じられます。

「あの十和子さまが57歳?」君島十和子、波乱の“お家騒動”バッシングで得たものとは?_img1

 

「この7年間で何があったかというと、断捨離をしたことが大きいと思います。本来の私はコレクター気質で、集めることが大好き。数年前に仕事で行き詰まりを感じていた時に、モノがありすぎると気持ちやフットワークが重くなり、判断力も鈍って挑戦ができなくなっていることに気づきました。最初は手放すふんぎりがつかなかったのですが、思い切って断捨離を進めたんです。すると、自分自身がより明確に見えてきて、1つのことに集中するエネルギーも強くなりました。それに伴って、何かを発信するパワーにもつながったような気がしています」


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【写真】「57歳でも中身は女子!」君島十和子さんの現在は“奇跡のアラ還”
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