ヘア&メイク長井かおりから、これまで「常識」「鉄則」としてお伝えしてきたメイクテクやコスメ選び、マスク時代を経て、変わっているんです!! たった1ヵ所、メイクを更新するだけで、今っぽく美しく仕上がる、メイクのコツをご紹介。今回は、ラメ入りアイシャドウパレットの新しい楽しみ方編です。


vol.54
暗くしがちな目のキワこそ、ラメで輝かせて逆グラデーションに!

 

今回のテーマはアイシャドウの新しい塗り方編。左の写真は、目のキワにかけてだんだん暗くなるようグラデーションに塗ったアイメイクの仕上がり。一方、右写真は、眉下が暗く、目のキワにかけてだんだん明るくなるよう“逆グラデーション”に塗ったアイメイクの仕上がり。目のキワがキラキララメで最も明るいって、不思議な感じがするかもしれませんが、意外にもすっきりと見え、新鮮な印象の目元に仕上がるんです!

 


キラキラのラメ入りアイシャドウパレットで
ぜひ試してほしい、新しい塗り方


「明るい色をアイホールに、中間色、締め色と範囲を狭めながら塗り重ね、キラキラのラメは黒目の上や目頭にちょんと塗る」というのが、王道のグラデーションの塗り方。もちろんそれはそれで素敵なのですが、いつものパレットを違った塗り方で楽しみたいという場合におすすめなのが“逆グラデ”。特に、キラキラのグリッターラメが入っているようなパレットにぴったりな塗り方です。まず、普段は締め色に使うような一番暗い色は眉下に薄く。中間色はアイホールと下まぶたに、そして目のキワにキラキラを敷き詰める! 目のキワにかけて明るくなる、いつもとは逆向きのグラデーションは、意外かもしれませんが、眉下を暗くして骨格を掘り起こすことで立体感も十分で、目元がぼやけるどころか印象的に仕上がりますし、いつもとちょっと違う雰囲気で新鮮な表情が楽しめますよ。

 

こちらは、目のキワにかけて暗くなる、グラデーションに塗った目元。陰影がしっかりつく王道のアイシャドウの塗り方です。もちろんこれでも素敵なのですが、少し新鮮さも欲しいところ。

 

こちらは、眉下が暗く、目のキワにかけてだんだん明るくなるよう、いつもとは逆向きのグラデーションに仕上げた目元。目のキワを暗い色で引き締めなくても、眉下に陰影をつけてあるので自然に目元が際立ち、さりげなくグリッターライナーを引いた風のおしゃれな仕上がりに。夏のアイメイクにもぴったりです。

 
  • 1
  • 2