「まず謝るのが先でしょ？」20代の後輩にイライラ...絶対に“謝らない人”の心理状態

「謝らない人」には、自分が謝っていないことに気づいていない人と、「あえて謝らない人」と２パターンいます。前者の場合は、ミスしてトラブルが起きていることにテンパっているせいで謝ることを忘れている可能性も。トラブルが解決してからでもいいので、「みんなモヤモヤするので、まず謝るのが先ではないでしょうか」と促すのがいいですね。

一方、アキエさんの後輩さんは後者のような気がします。自分が悪いと分かっているけれど、あえて謝らない。彼はなぜ、そんな態度をとるのでしょうか。

必要なのは、心理的安全性の確保

一つ思ったのは、もしかしたら後輩さんは不安なのかなということです。

ドラッグストアの店長さんも、薬剤師チーム（アキエさん・後輩さん）にはあまり干渉しないタイプなんですよね。アキエさんと後輩さんの間には上下関係はないようですし、後輩さんは自由な立場である一方で、「ちゃんと評価されているか不安」「ちゃんと仕事できているか不安」なのではないでしょうか。

上司がいれば、自分が間違ったことをしているときは注意してくれますし、いい仕事をすれば褒めてくれます。「こういう仕事を目指していこう」「こういうやり方をした方がいい」と、仕事のゴールや道筋を示してくれるのが上司です。

アキエさんの職場にはそういう存在がいないせいで、「謝ったら損」「ミスを認めたら負け」みたいな頑なな態度で自分を守ろうとしているのではないかと思いました。テキパキ仕事ができるタイプ、とのことですが、後輩さんはまだ20代。同僚とのコミュニケーション方法や仕事の回し方などは、まだまだアドバイスが必要かもしれません。

おそらく今の後輩さんに必要なのは、心理的安全性。「ミスしても大丈夫」「仕事はチームワークでするものだよ」という安心感を与えてあげるのをおすすめします。

「ミスをしたら謝るべきだし、そのことであなたの価値は傷つかないよ」「あなたは十分優秀だよ」とアキエさんから話してあげるのもいいでしょうし、本来の上司である店長からフォローしてくれるように相談するのもよいでしょう。

「謝れない」にはどんな理由があるのか？　少し、後輩さんの様子を観察してみてください。他にも理由があるかもしれません。

うまく解決して、アキエさんの職場がより働きやすくなりますように。

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