二極化の理由3:「(知識を得て)思考する人」と「知識ばかりに頼る人」の違い


「知識を得ること」自体は、自分で一から考えるのは大変なので大事なことですが、私たちはその得た知識をやみくもに「正しい」と思って行動しがちです。
でも、時代が変われば、正解が変わってくるのは、よくある話。たとえば、身近なことで言えば、しゃがんだ状態でジャンプする「うさぎ跳び」は、過去には適したトレーニング法として多くの人が行っていましたが、今では「膝に負担がかかり、怪我を招きやすい」ということで、禁止されています。
つまり、これまで「正しい」と思われていたものでも、時代と共に「間違っていたこと」に気づくことだってあるのです。

おそらく当時でも、体の仕組みを理解し、膝が悪くなると思ってうさぎ跳びをやらなかった人だっていたことでしょう。
これ以外にも、今、私たちが気づいていない「間違っているのに、正しいことになっているもの」が、意外とあるかもしれません。
だからこそ、私たちは知識だけに頼らず、また先入観、固定概念にもとらわれずに、「自分でも考えていく」必要があるのです。

誘導されにくくなるために大事なこと


「(知識を得て)思考する人」と「知識に頼る人」の二極化は、「誘導されにくい人」と「誘導されやすい人」の違いにもなりやすいです。それによって、進む道が変わってくることもあるでしょう。

知識ばかりに頼る人は、日常生活でも、データや情報ばかりにとらわれがち。たとえば、レストラン選びでも、星の数ばかりを優先にして、“本当に自分に合うお店”が見つからないことも起こり得ます。
そもそもレストランの評価は、年齢、出身地などによっても、違ってきます。たとえば、若い人は脂っこくて、ボリューミーなものを評価するところがあるし、東北出身の人は味が濃いものを好むところも。
そういった「口コミをする人の情報」が分からないまま、ただただ星の数だけで「いいお店」だと判断していては、本当に自分好みの店が見つかるのかどうか。食の好みは人それぞれですしね。

むしろ、お店の前を通りがかった時の、お店や店員さんの雰囲気、客層、外に出ているメニュー表の内容などで、自分好みかを判断したほうが、いいお店に当たることもあるかもしれません。他の人が低い評価をしても、「自分にとっては最高のお店」である場合もあるのです。

現代は、ランキングでも、星の数でも、必ずしもアクセス数、販売数、口コミだけではなく、「その会社独自のアルゴリズムによる結果」であることも少なくありません。
場合によっては、「何かに誘導するためのランキング」になっている可能性がないわけではないので、注意が必要です。

ここまで考え方の二極化について考えていくと、私なりに「ある答え」が出てきました。それについては次のページで紹介します。