大人になっても、友達がいると、日々、楽しいことが増えるもの。ただ、友達関係は気を付けないと、簡単に壊れてしまうことがあります。
40、50代の女性が、「女友達とうまくいくための秘訣」だと考えていることは、何でしょうか。

 

女友達とうまくいくために心がけていること

 

40、50代の女性が多いmi-mollet(ミモレ)読者に、「女友達と関係がうまくいくために心がけていること」についてアンケートをとったところ、主に3つの傾向がありました。

仲がうまくいく秘訣1:つかず離れずの距離を持つこと


・すべて相手のことを知ることも、自分のことを伝える必要もないから。
・余計なアドバイスはしないほうがいいから。
・相手が話してくれるまでは詮索しないことが大切。
・手軽に連絡がとりあえても、頻繁になると疲れてしまうし、逆に取らないのも悲しいから。
・普段はお互いの生活を過ごし、うれしい出来事やピンチのときに駆け付けるくらいがうまくいくから。
など。

「つかず離れずの程よい距離を持つ」という回答は、半数以上でした。
これは、精神的に自立してきた40、50代ならでは、のところもあるかもしれません。
若い頃は、仲のいい友達とは、毎日のように連絡を取り合ったり、会ったりして、お互いの秘密を共有することで関係を深めていくところがありました。
そうやって「友情を確かめていた」ところもあると思うのです。

でも、40、50代になると、それぞれ自分にとって大切なものができ、ライフスタイルにも違いが出てきます。
そうすると、相手の環境になってみないと分からないことも多いので、無理に共有しないほうがいいこともあるのです。
たとえば、相談されてもいないのに、相手の家庭のことに口出しして、喧嘩になってしまうなんてことは起こり得ること。
もちろん相手が理性を失って“人生の道”を踏み外そうとしているときは、止めたほうがいいですが、そうでなければ、相手ももういい大人なので、見守ったほうがいいことも多いでしょう。

もちろん、“表面的な付き合い”ではなく、“本当の友達”である場合は、単に「程よい距離感を持つ」だけでは足りないものです。
その「足りないものは、何なのか」は、ほかの2つの回答に含まれていました。

仲がうまくいく秘訣2:コミュニケーションを上手にとること


・お互いのライフスタイルや価値観を理解して、尊重するようにしている。
・相手と比べないように心がけている。
・思いやりと共感を持つことが大事。
・SNSだけでなく、時々でいいから会って話すことも大切。
・お互いが意気投合できる話題を持つようにしている。
・同じ目線でいることが大事。
など。

コミュニケーションを上手にとる秘訣は、「相手をよく理解すること」といっても、過言ではありません。
さきほどの話の続きになりますが、「程よい距離感」を持てるのは、「お互いのことを理解し、尊重し合っていること」が前提にあるから、うまくいくところがあるのです。
これがないと、単なる「表面的な付き合い(※お互いのことを理解しないまま、いい部分だけで付き合っている関係)」と変わらなくなってしまいます。

大人になると、相手の性格を理解した上で、「彼女なら、大丈夫だ」と信じて、下手に口出ししないほうが、思いやりがあることも。
たとえ失敗をしても、そこから学べることもあるので、相手の人生においては大事な経験であることも多いからです。

また、女性同士のコミュニケーションは、「共感」が大切なので、相手の思いを感じ取り、受け止めることが大事。
ただし、無理に話を合わせても疲れてしまうので、結局、共感できることが多いかどうかが、「気が合うかどうか」につながります。
それでいうと、やはり友達関係は、「気が合う=相性の良さ」は、重要なのでしょう。

次に紹介するのは、「心から友達だと思える人」との関係では、当てはまることが多いことです。次のページで紹介します。

次ページ▶︎ 「心から友達だと言える関係」で重要なもの

【漫画】女の友情、いつまでも!
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