正しい表現は「合いの手を入れる」
「合いの手」に続く言葉を「打つ」と誤用されてしまうことがありますが、正しくは「合いの手を入れる」です。
では、「合いの手を入れる」の意味を見ていきましょう。
まず、「合いの手」とは、
①邦楽歌曲で、唄と唄の間に、楽器だけで奏される短い部分。
②歌や踊りの調子に合わせて間に入れる掛け声や手拍子。
③会話・物事の進行の間に別の人が挟む言葉や物事。
(広辞苑 第七版/岩波書店 より引用)
①〔邦楽で〕唄と唄との間に入れる、三味線だけの短い演奏。
②歌や踊りの間に入れる掛け声や手拍子。
③当事者間の会話などに横から入れる(入る)賛同を示す言葉。
(新明解国語辞典 第八版/三省堂 より引用)
「合いの手を入れる」とは、広辞苑、新明解国語辞典どちらも③にあたる「別の人が挟む言葉や物事」を入れるという意味です。”挟み入れる”ことで、“打つ”ことではないので、“入れる”が正しいとわかりますね。
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