「税務調査」は、納税者なら極力体験したくないものです。それを行う国税調査官はどうやって不正や申請ミスを見つけ出しているのでしょうか。今回は、元国税調査官の税理士・飯田真弓さんによる『税務署はやっぱり見ている。』より、「そんなところまで見ているのか⋯⋯!」と驚く国税調査官のランチタイムのエピソードを抜粋してお届けします。全納税者必見の内容ですよ。
ランチタイムも国税調査官は見ている!
突然ですが、皆さんは毎日お昼ご飯をどこで何を食べていますか。
調査官にとって最重要の仕事は、もちろん、今手がけている事案の展開を考えることです。
しかし同時に、どんなときでも、新たな案件になるかもしれない資料のネタ集めもしなければならないと、潜在意識にインプットされています。ですから、ランチタイムも気を抜くことができません。
最近、テレビではB級グルメを紹介する番組が多くなり、新しくできた店や人気の店が数多く紹介されています。
調査官は、こうした番組を見ていても、紹介された店が自分の勤務する税務署の管内だとわかれば、すぐに「ランチ」に出かけます。もちろん、「何かネタはないか」と考えてのことです。
では、なぜランチなのか――。
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