ふと気づくと、存在に威圧感があったり、それまで似合っていたはずのシンプルカジュアルに違和感を覚えたり。これまでの自分から何か少し変えないといけないかも……、そんなふうに感じることが増えてくるミモレ世代。そのひとつの解決策が今までよりも少しだけ「フェミニンさ」を多めに取り入れること。決してそれは「甘さ」ではなく、言い換えるなら「ほんのりと匂い立つ女っぽさ」。具体的な着こなし提案で、その方法を教えてくれるのが、スタイリストの福田亜矢子さん。今回は一枚で着こなしが華やかになる「ブラウス」を紐解きます。
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「甘ブラウス」は、大人こそ似合う!
ハリのある素材感で小気味よく
「まさに今の季節に大活躍!」だという、ほんのりと甘さのあるブラウス。スタイリスト福田亜矢子さん曰く、大人にこそおすすめのアイテムなのだそう。ただ、選び方と着こなし方次第では、甘さが前に出過ぎたり、老け見えの原因にもなってしまうのだとか。
「一昨年だったか、ボリューム袖のブラウスが火付け役となって一大トレンドになった甘いデザインのブラウス。私自身のクローゼットってほとんどが黒だったり、モードな服ばかりで。だから最初に見たときは、なかなか手強いアイテムだなって思っていたんです。ところが実際に着てみたら、『あれ? なんだかいい感じ』って。思いのほかバランスがよかったんです。甘めなディテールって、実は今の自分にちょうどいい、というより、むしろ必要なんだなって気づきました(笑)。世の大人の女性たちも、きっとみんな同じ気持ちなのではないでしょうか、すっかり定番の大人の定番アイテムになってきた気がします。特に夏は重ねるアイテムが少なくなるからこそ重宝します。甘さは控えめよりも盛り気味のほうが華やかで素敵。選ぶときのポイントは素材です!」
ゆるんだ二の腕をパリッと隠すコットン素材の
「甘ブラウス」。ハリ感の生むメリハリが大人の正解
バルーン袖が目を惹くブラウスは、コットン混のイタリア製タフタ素材。艶めく黒とナチュラルなシワとパリッとしたハリ感が甘さを抑え、モダンな佇まいを演出。構築的なシルエットが体のパーツを華奢に見せ、白のIラインスカートでボリューム感を散らし、潔くクリーンな着こなしに導いてくれます。ブラウス¥47300・スカート¥39600/ebure(ebure GINZA SIX店) ピアス(各)¥13200・リング(左手)¥31900/イレーヴ バッグ¥148500/ザンケッティ(エリオポール代官山) 靴¥39600/イル サンダロ オブ カプリ(ハウス オブ ロータス)
素材は、メンズシャツのようなハリのあるものがおすすめ。体のラインをカバーしつつ、首元や手元などの華奢なパーツが強調されてほっそり見せてくれるんです。去年まではテーパード系のパンツを合わせる方も多かったと思うのですが、今年は着丈が短いものも出ているので、ロングスカートにスイッチさせるのもいいと思います。ボリューム感を受け止めて、縦長シルエットですっきりと見せてくれますよ。大ぶりな襟やリボンなどもありますが、大人は顔まわりはシンプルに、袖にインパクトがあるものがベター。華やかさがありながらも、気になる二の腕も隠してくれる、とにかく心強いアイテムなんです。
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