絶大な「しゃれ見え」効果がある一方で、「無難」「老けて見えそう」「重圧感が心配」という落とし穴もある大人が着る「黒」。装いのアイテム数が少なくなるこれからの季節は、それがより顕著になるから要注意なんです。そんな「初夏の黒のおしゃれ」がもっと素敵に、もっと楽しく、そしてより好きになるように、スタイリスト斉藤くみさんとファッションエディターの松井陽子さんが徹底分析します。

4回目は、「黒サンダル」と「黒バッグ」にフィーチャー。日増しに強まる陽射しにカラフルな小物が映えるようになる季節に、なぜ「黒」なのか……? その無敵な魅力に迫ります。

 

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「黒小物」が持つモード感やシャープさ。実は大人の夏コーデに必要な要素

 

松井さん(以下、敬称略):黒サンダルと、黒バッグですね。「これから夏に向かうのに、なぜ改めて?」そう思っている読者の方も多いのではないでしょうか。

斉藤さん(以下、敬称略):そうでしょうね。色や柄物に目が留まる季節に、なぜ? と。お手持ちの黒サンダルや、特にレザーの黒バッグは、夏になると出番が減る方も多いかもしれませんよね。だからこそ、その魅力を再確認してもらえたらな、って。

松井:夏に向けてサンダルを選ぶとして、色ものと黒の二択だったら、私は色のほうを選びそう。夏のシンプルなコーディネートの効かせ役になってくれそうじゃない?

斉藤:それも正解! でも黒の持つモード感って、やっぱり大人のおしゃれに効果絶大なんですよ。ただし、コーディネートに加えるとしたら、靴かバッグのどちらか1点だけ。2点とも黒にしないのもポイントです。早速コーディネートで説明しますね。

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