5年ほど前に雑誌の仕事で知り合い、今ではしょっちゅうごはん(というか飲み?)に行くほどの仲良しだという、スタイリストの佐藤佳菜子さんとエディターの発田美穂さん。
お互いの私物やおすすめアイテムを紹介して、やいやいとツッコミを入れ合う、そんなにぎやかすぎるふたりの公開おしゃべりを全5回にわたってレポートします!
 

Vol.3 清水買い&10年愛用アイテム編


発田 さてさて、今回の我々のおしゃべりは清水買いと10年愛用アイテムについて! やっぱりさ、“人の高い買い物”って、気になるよね。

佐藤 どういう気持ちで選んで、どのくらい思い切って買ったのか、知りたいよね。でもホッタさんはさ〜。

発田 なに? 何よ??

佐藤 まあまあしょっちゅう、思い切った買い物をしている方だと思うよ。

発田 あれ、おかしいな。私だってそれなりに、清水の舞台からえーーーいっ!って飛び降りてるんだよー。買うべき? 本当に必要? って自分に問いかけながら。

佐藤 一応ね(笑)。

発田 かなちゃんはファッション業界一の“捨て屋”で、“片付け魔”の称号も持っているわけだけど。

佐藤 そう、だからこそ、私の10年選手は数々の捨てられる危機を乗り越えてきた強者たちだよ!

発田 だよね。それだけで10年以上の価値があるわ。じゃあ、まずは清水買いから見ていくとしますか!

 

佐藤佳菜子さん&発田美穂さんの
【清水買い】
投資するだけの価値がある
マノロ ブラニクの靴


発田 なんと! まさかの!

佐藤 2人ともマノロ!

発田 びっくりしたよね〜。

佐藤 まあもちろん、マノロってクオリティも素晴らしいけれど、そのぶん値段も素晴らしいわけなんですけど。

発田 うん、値段も相当、素晴らしい。でもさ、やっぱり素敵なんだよね〜〜。

佐藤 マノロのことは私、これからもずっと忘れないと思うし、ずっと好きだと思う。

発田 熱烈な告白だね(笑)。

佐藤 あとは私の場合、木型が合うのか足がまったく痛くならないんだよね。

発田 私もそうなの! もちろんどんなにお気に入りのデザインでも、足が合わないものは買わないんだけど。

佐藤 その点も、投資しがいがあるんだよね。
 

佐藤佳菜子さんの
お気に入りマノロ ブラニク

靴/マノロ ブラニク(佐藤さん私物)

発田 マノロ界でも、やっぱりかなちゃんは“クセつよ”デザインを選んできたね!

佐藤 ベーシックな服が好きな私としては、靴にクセは求め続けていきたい所存。マノロのクセってさ、トレンド方向のものじゃないっていうか、クセ=今っぽさ、ってわけじゃないんだよね。どっちかっていうと時代を超えてくる、エターナルなクセ!

発田 たしかにオリジナルのテイストだよね。

佐藤 そう、強いていうなら“マノロのクセ”。ある意味、どの時代でもアウトローなの。だからいつまでも古くならない。

発田 ピンクのサテンの方も、いい感じにヘンテコなビジューが付いてますよ。これ、褒めてるからね!

佐藤 『風の谷のナウシカ』の王蟲みたいでしょ。

発田 黒い方だってとんでもなく大袈裟! これも、最高に褒めてるからね。

佐藤 わかるわかる。それが魅力。時代を超えたヘンテコ&大袈裟なデザインに、私は投資してるから!
 

発田美穂さんの
お気に入りマノロ ブラニク

靴/マノロ ブラニク(発田さん私物)

佐藤 ホッタさんのチョイスは、やっぱりベーシック寄りだね。

発田 私はまあまあトンチキな服も着ていく方だからさ。靴はベーシックでも事足りる。ましてやマノロの価格帯だと、やっぱりチャレンジ精神は控えめになってくるかも。

佐藤 黒のメリージェーンも、黄色のバーサンダルも、名品中の名品だよね。

発田 何しろ美しいんだよねー、マノロって。フォルムとかシルエットとかの黄金比? ま、細かいことはよくわかんないんだけどさ、とにかくすべてが計算されていてきれい、って感じ。赤いサンダルもぺたんこでカジュアルなんだけど、どこかエレガントなの。

佐藤 メリージェーンも本当にたくさんのブランドが出してるけど、マノロは完成度が違う。

発田 靴が美しいと足もきれいに見えるし、何より気分も上がるし、履くたびに投資してよかったって思うよー。

 
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