LESSON 1
ピンク+グリーンで赤みと凹凸をゼロベースに整える
毎回おなじみの肌のマイナスをゼロに戻す工程から。今回、ベースに使ったのはピンクとグリーンの下地。
「赤みが気になる肌なので、ピンクでトーンアップさせて全体の色ムラをフラットにした後、頬を中心にグリーンをのせて透明感を引き出します」とイガリさん。
透明感というと、パープルやブルー系をイメージしがちですが、この日の常松さんの肌は、ニキビがいくつかあったので、ブルー系だと凹凸が目立ってしまうためグリーンをセレクトしたそう。
ブルーよりも肌になじむので、吹き出物や毛穴の凹凸などが気になる肌にはグリーンが1本あると汎用性が高いかもしれません。
LESSON 2
頬骨周りのCハイライト×あご先Vシェードで面長を横長に
次に手をつけたのは、いつも通り骨格の調整。
「鼻根が高くて細くてキレイ。それと一重のスッとした目が相まって、常松さんの凛としたイメージにつながっている」と常松さんの顔の特徴を捉えたイガリさん。
ベースを整えた後に手に取ったのはピンクコンシーラー。鼻根部分になじませ、上からハイライトを重ねることでて鼻筋の立体感を引き出しました。
鼻根にピンポイントでピンクコンシーラー(①)をなじませ、上から広めにハイライト(ディオール)をなじませる。鼻根とは鼻筋の始点部分。横顔で見ても確かに常松さんの鼻根は高め。(前回の石川さんの横顔と比べるとよくわかりますよ!)
さらにハイライトは、目の下〜頬骨部分にも。
「顔の横幅が狭い細面タイプなので、ハイライトを縦になじませると余計に面長感が助長してしまう。下から持ち上げるようなイメージで崩したようなC字ハイライトをなじませると、横方向のふっくら感を演出できます」(イガリさん)
さらに、口元下にはV字にシェーディング(ヴィセ)をすることであごを引っ込ませ、ハイライトの横長ふっくら感をサポート。
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