増えてきた肌悩みに応えることにばかり気を取られていませんか? 40代からこそビューティは自由に、アグレッシブに、そしてエモーショナルに楽しむべき! 長引くご自愛モードはもう終わり! 新しい時代を感じる、スタイリッシュでパワフルな美容のムードを美容ジャーナリスト永富千晴さんが解説します。

 

 

ヘアケアを選ぶ基準は様々あれども、
大人にとって「色褪せしにくい」ことは重要!


ツヤ、うねり防止、ダメージケア……ヘアケアを選ぶことさえも悩ましいほどヘアケアが細分化に。その中でも「カラーの褪色を防ぐ」という商品特徴は、年々多様化するカラフルで自由なヘアカラーを楽しむ若者たちはもちろん、白髪染めと付き合う我々世代にとっても、かなり重要なセレクト理由になりそうです。

主なカラーケアアイテムとしては、大きくは2種類かと思います。
1つは、カラー剤の流出を防ぎ、サロン帰りの髪色の美しさをキープするもの。カラーリング直後のシャンプーでごっそり色落ち……みたいな経験、あるかと思いますが、カラーケア用シャンプーを選ぶと、色落ちを緩やかにし、カラーもちをよくすることができます。
もう1つは、カラーダメージをケアしながら、髪に艶や輝きを豊かにするコンディショナーやトリートメント。色褪せて髪が乾いた感じを抑えるのに効果的です。地肌にまで使えるヘアマスクタイプなら、髪の質感をケアしながら、染める際のカラー剤がしみる……という悩みも軽減にも役立ちます。

こうした「カラーケア」用アイテム、基本的には染めた後、1週間から10日を目安に集中的に使うことを推奨している商品が多いようです! 色の定着後はコンディショナーだけを使ったり、週に何回かだけセットで取り入れたりするなど、通常のヘアケアに組み込む、という方法が一般的。また、ヘアカラーから2週間くらい経って、根本の白髪が気になるようであれば、髪を染める効果のあるアイテムを取り入れることで、サロンとサロンの合間も快適に過ごしやすくなるのが心強いですよね(今、本当にカラートリートメント、豊富ですし使い心地も良くなっていると思います!)。

白髪が染まるタイプのアイテムは、髪の根本にダイレクトに塗るため、地肌への配慮をしている商品を選びたいもの。また枕へ色がつかないのか、浴室の床が染まったりしないか、などの心配のある人は、よく濯いだり、すぐに掃除するなどを心がけて。また、使用する際は手袋をすることも忘れずに。