海外に引っ越してきてからの日常ファッション
引っ越してきたカナダは土地勘もないし、知り合いもいない場所。ですが、引っ越してきてから精神的にはかなり解放されていて、ストレスなく過ごしています。
その理由は、太っていてもだれも陰口を言ってくる人がいないから。
日本のようにルッキズム大国ではないので、人の見た目があまり気にならないのかもしれません。そして、カナダはいろんな国にルーツをもつ人が多く、多様性に溢れた国なので、いろんな見た目の人がいるのが当たり前。“多くの人が同じ髪色、肌の色、体型”という状況の日本とは、そもそもの土壌が違います。
だから、本当にラク!
この素材を着たら着膨れするかな? パンツよりスカートのほうが体型をカバーできるかな? などと悩むことはなく、今日は暑いからノースリーブにしよう、寒いから厚手のダウンを着よう、体を動かす予定があるからレギンスをはこう、ディナーに行くからジュエリーをつけよう、とその日の予定や天気に合わせて、素直に洋服を選ぶことができるんです。
「着痩せ」というワンクッションがなくなるだけで、ラクに自由におしゃれを楽しむことができる! こんな私も日本に帰国したら、また「ルッキズムの呪縛」に悩む日が戻ってくる気もしますが……、少しずつ自分自身も変わっていけたら! そして、いつか私のように悩む人も減り、見た目をイジる文化も減ってくればいいのにと、心から願います。
撮影・構成・文/高橋香奈子
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