朝、編集部に行くと、打ち合わせテーブルの真ん中に、ピンクのグラデーションの花が置いてありました。前日のインテリア撮影で使ったものだそう。浅く水を張ったガラスの丸い器に、ユーカリの葉を敷き詰め、まるでデコレーションケーキのように、花や実が生けてあります。ぎっしりとにぎやかで、これを中央に置いた食卓はさぞ華やかだったことでしょう。ガラスの器は、普通ならばサラダを盛ったり、果物を入れたりするようなもの。器があるからこのアレンジメントになったことを考えると、花と器はどちらも出会いが必要なのだなあ、と思います。私自身、普段から花瓶は使わないのですが、これに花を生けたら……と考えると、花がいっそう身近になる気がしますね。