6月22日からついにU-NEXTで配信スタートした、米ドラマ『And Just Like That…』。この原稿を書いている6月29日の時点では、2話分のエピソードが配信されています。

恋もセックスも赤裸々な“SATCらしさ”が帰ってきた!『And Just Like That…』シーズン2、第2話までの感想_img0
『And Just Like That…』シーズン2の撮影風景。写真:REX/アフロ

のっけから、セックス、セックス、セックス! これでもかってくらいにセックスシーンのてんこもりなのですが、シーズン2を視聴して、シーズン1に足りなかったものがわかりました。それは「セックス」(連呼してすみません)。

 

前作のSATCでは文字通り、シティと呼ばれるマンハッタンでの恋とセックスがポップに描かれていて、私たちはそのおしゃれでキラキラした、女性の本音がリアルだけど手の届かない、ゴージャスな世界に夢中になりました。

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『And Just Like That…』シーズン2の撮影風景。写真:REX/アフロ

それがAJLTでは、50代になった彼女たちのシビアな現実や老化、そしてポリコレにばかりフォーカスした内容になり、「私たちが観たかったのはこれじゃない……!」感がすごかった。恐らくアラフィフ女性たちの共感を得るための演出だったのでしょうが、違うんですよね。アラフィフの現実には嫌というほど日々、向き合わされている私たちがドラマAJLTに求めていたのは、ワクワクさせてくれること、だったような気がします。


シーズン2ではようやく、そのワクワク感が戻ってきた。N.Y.でのファンシーな生活に、ゴージャスなパートナーとのセックス、素敵なワードローブに、最高の仲間たちとの愉快なブランチ。ようやく、私たちのSATCが戻ってきた! という気持ちに。シーズン1でもセックスシーンはありましたが、圧倒的に量が少なかったのと、全体的に重たかったんですよね。

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『And Just Like That…』シーズン2の撮影風景。写真:Splash/アフロ

もちろん、何もセックスシーンがあればいいという意味ではなく。このドラマ自体、現実ではシリアスになりがちな恋とセックスをスタイリッシュかつ軽妙に描いているところに魅力がある作品なので、現実に寄せすぎてしまったことで、その良さを忘れちゃあいないかい、ということだったのです。

これでしばらくの間は、毎週キャリーたちのキラキラした世界を眺めて、現実をしばし忘れる時間を持てそう。

今のところキャリーの元彼エイダンはまだ出てきていないけれど、シーズン2の最大の見どころであるアラフィフの復縁話と、最終回でのサマンサのカメオ出演が、今から楽しみ!

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前回記事「シーズン2配信開始!『And Just Like That…』スタイリストが伝授する、大人の着こなしが素敵に見える方法」はこちら>>

 
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