STEP3 コーデを写真に撮ってストック

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こんな風に靴やバッグなども合わせたコーデ写真を撮りためています。

次にSTEP2で作ったコーディネートを写真に撮り、ストックしていきます。何を着ようかどうしても思いつかない朝に、このコーデストックはとても便利です(本当は毎日、その日の気分に合わせて服を選べる人に憧れますが……)。

時間のあるときや季節の変わり目に、定期的にコーデストックを増やすようにしています。

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着用するとこんな感じに。靴やバッグ含めてすべて数年前に購入したアイテムですが、組み合わせ次第で今でも新鮮に感じられるようになりました。


服選びも仕事も生き方も
「今ここ」に集中すると上手くいく

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“チェック柄×ドット柄に後ろの裾にはチュール付き”という、かなり個性的な「SHE Tokyo」のタイトスカートは、多くの人にとってはベーシックではないかもしれませんが、私にとっては季節問わず着回せる貴重な一着です。
 

「3ヵ月に1回衣替えをする」というルールを作ったことで「せっかく四季の美しい国に住んでいるんだから、毎日着る服でもっと季節を楽しみ尽くそう」と思うようになりました。直近の3ヶ月間に着る服に集中することは、瞑想などでよく言われる「今ここに集中する」ということと似ているのかもしれません。

また、ラックを使ってコーディネートをストックする作業を重ねていくうちに、多くの人にとってはベーシックなアイテムでも自分には似合わないこともあるし(私の場合はレペットのバレエシューズやライダースジャケットなど)、逆に一見着るのが難しそうなアイテムが実は着回し力抜群だったりすることもあると気づきました。

ファッション誌を読み始めた中学生の頃から、最新のアイテムで毎日いろんな服装をすることがおしゃれだと思っていましたが、顔立ちも体型も普通な自分はどんな服でも似合うわけではないので、奇跡的に自分にぴったりくる服は繰り返し大事に着ていきたいなと思うようになりました。

もちろん、新しい服を一点投入することで、手持ちの服がより輝くことは長年の経験から体感しているので、これからも素敵な服は少しずつ買い足していきたいと思います。ただ、新しい服を買うのをいったんストップしてクローゼットと向き合ったことから、「常に足りないからもっと新しいものを!」という無限ループからようやく抜け出すことができて本当によかったと感じています。

 

大ベストセラーである書籍『フランス人は10着しか服を持たない』に、以下のような言葉がありました。


“わたしたちは誰でも自分らしいスタイルをーどんな服を着れば自分がいい気分になれるかを、わかっているはずだから。”
——『フランス人は10着しか服を持たない』ジェニファー・L・スコット著 神崎朗子 訳


診断やプロのアドバイスも時には有用だと思いますが、この一文を読んだとき、ファッションも自分の感覚に耳を傾ければいいんだな、とすごく心が軽くなりました。

着ていてなんだか心地よい! この服を着てると街のウィンドウに映る自分がなんだかいい感じ! 自分にしか分からないこの感覚が、実は一番大事なおしゃれの秘訣なのかもしれません。


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構成・文/堂坂由香
 

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