舞台は無人島、登場するのは職業別の女性24人。戦闘能力の高い彼女たちのアクションが休む暇なく続くリアリティショーが『サイレン ~炎のバトルアイランド~』です。薪割りに穴掘り、陣地取りと与えられたミッションに限界まで挑戦してくれる姿がとにかく熱い。そんな最新韓国リアリティショーの見どころを解説します。
無駄のない構成と演出が際立たせる、女たちのカッコよさ
韓国のフィジカル系リアリティショー『サイレン ~炎のバトルアイランド~』の何が面白いかというと、プロの誇りを賭けた過酷な闘いを思う存分に見せつけることにあります。いわゆるスタジオトークは一切ありません。身体を張った仕事に情熱を注ぐカッコいい女たちの姿に集中させています。
とある無人島に集められた参加者は、警察官に消防士、ボディガード、スタントウーマン、軍人、アスリートの6つの職業に就く女性24人。6泊7日にわたる職種別のチーム勝ち抜き戦が繰り広げられていきます。
極限サバイバルゲームに強いのはやっぱり軍人? 固いチームワークが期待されるのは消防士? 身体能力が試されるとオリンピッククラスのアスリートは断然有利? そんな予想を立てながら見進めていくと、スタントウーマンの機動力やボディガードの状況把握力、警察官の行動力にも気づかされ、あら不思議。職業というフィルターからみた彼女たちの魅力が見えてきます。リアリティショーでお決まりの生活感や人生観を敢えて見せないが何より新鮮です。
タイトルの「サイレン=siren」は「警告音」と「誘惑する美しい女性」の2つを意味しています。番組内で緊張感を高める警告音は、勝ち抜き戦のメインゲームとなる基地戦が始まる合図となるばかりか、プロ根性のスイッチが入る瞬間でもあります。寝起きだったり、仲間とお喋り中でも、ルール上、サイレン音は時を構わず突如鳴り響きますから、俊敏に反応した戦闘モードが余計にキマって見えます。
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