99.9%の女性が惚れる男性の条件と、幸せな結婚のために女性が優先すべき条件とは？【カリスマ婚活アドバイザー・植草美幸さん】

幸せな結婚を叶えるための、結婚相手の条件の棚卸し

×――台本まであるんですね。相談所に入会する前の段階の話になりますが、私、婚活では「結婚相手の条件の棚卸し」が大事だと思っていて。たとえば年収1000万円が条件だったけど、いざ結婚してみたら「私が求めてたのはこれじゃなかった」、みたいになる人も結構多いですよね。世間からの刷り込みに引っ張られた価値観で決めると、そうなるんじゃないかと。そうならないために、自分軸で幸せになるために必要な条件を棚卸しするには、どうすればいいですか？

植草――たぶんみんな、年収1000万円の人がどれくらい税金で引かれるかも知らずに、漠然と1000万円がいい、って言ってるんだと思うんですよ。そうじゃなくて、自分がどれくらいの規模の生活ができるかを、逆算して考える。たとえば8000万円のマンションを買うなら、頭金がいくらでローンは毎月どれくらい支払って、生活費はいくら入れて、その結果、家計はどのくらいになるのか。そうしたら成城石井では買い物できないから、イトーヨーカ堂になるよね、とか、そういうところまで考えないと。

×――条件というより、どういう生活を送りたいかを細かく洗い出す、と。

植草――「マリーミー」では３ヶ月で相手を決めるために、仮交際期間中にまず聞くべき９項目というのを用意してます。それを全部擦り合わせると、家計のお金の使い方がわかる。どんな家に住んで、いくらの家賃で敷金礼金は誰が出す、買う場合は頭金は誰が出して、月々いくらで、って。

×――それがわかるんですか？　結婚前に？

植草――全部決めるんですよ。

×――すっご〜〜い！　その９項目っていうのは部外秘なんですか？

植草――そうですね、当相談所の教材で紹介してます。ほかにも、家政婦さんやお掃除代行を外注するか、子どもの保育園の送り迎えは誰がするのか、どちらかの母親に頼むなら、実家の近くに住むのか、なんてことも、仮交際中の１回目のデートから話し合います。

×――そんなことまで！　通常は話しづらい話題を、すべて結婚前に擦り合わせできるってすごい。40代以上だったらそっちの方が間違いないですね。

植草――うちだけですよ。ほかの相談所ではここまでやらないと思います。

×――え、入会金いくらでしたっけ？ （と、入会する気満々のバツイチ先生）

植草――（笑）。だって擦り合わせしないと、離婚するじゃないですか。

×――盛り上がって結婚したあとに、「こんなはずじゃなかった」っていうのが出てきたときの擦り合わせがいちばん大変だけど、それがもうすでに、されてますもんね。そしてたしかに、女性の場合、「その相手との未来が描けると愛情に繋がる」ってとこはあるかも。

植草――だから結婚の条件に、顔はないんですよ。顔は付いてればいい。その人の生き様、人間力や教養、あとは誠実さ。これまでいろんな女性と遊んできたとしてもそれはいいんですよ、これからは自分だけを見て生きてくれるか。

×――それって、どこで見ればいいんですか？

植草――自分のファンにすればいいのよ。ファンになってくれれば、ファンで居続けてくれる。だからアイドルだってみんな、輝き続けるためにがんばるじゃないですか。それで「ありがとう」ってファンに感謝する。だから歳取っちゃいけないの。アイドルは歳取らないから。

×――家の中だけでもすっぴんメガネでダラダラしたいんですけど、ダメなのか〜。

――結婚後に住む家の家賃からプロポーズの練習まで。手取り足取り結婚まで導いてくれる結婚相談所の婚活の実態を知り、夢グループのCM並みに「社長、すっご〜〜い！」が止まらなかったインタビュー。どれだけ具体的に結婚生活の日常を思い描けるかが、幸せな結婚を叶える鍵みたい。

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