最近では53歳のナオミ・キャンベルが第二子を出産するなど、50代を迎えてもなお、現役で輝き続けている90年代のスーパーモデルたち。そしてこの度、その元祖スーパーモデルの中でも「ビッグ・ファイブ」と呼ばれる5人のメンバーのうち、クラウディア・シファー以外の、ナオミ・キャンベル、リンダ・エヴァンジェリスタ、クリスティ・ターリントン、シンディ・クロフォードの4人が、当時のスーパーモデルブームを回顧する、Apple TV+のドキュメンタリー番組に出演することが明らかに。

1991年当時、左からリンダ・エヴァンジェリスタ、シンディ・クロフォード、ナオミ・キャンベル、クリスティ・ターリントン。写真:Shutterstock/アフロ

その『The Super Models』という番組のティザー映像が公開されました。

わずか14秒の予告編は、4人がカメラの前に座り、「スーパーモデルの定義とは?」と問いかけられる様子まででカットされています。

 

番組のプレスリリースには、「この番組は、視聴者をキャットウォークとカメラの裏側に連れて行き、彼女たちがどんな風にエリート・モデルの世界を支配し、業界全体の大きな力をその片手で牛耳り、絆を築いたのかを明らかにします」という説明が。

mi-mollet世代には懐かしいスーパーモデルたちですが、実は今、Y2Kブームによって90年代後半から2000年代初期のトレンドがZ世代たちにウケています。その影響もあって、90年代スーパーモデルたちが再び脚光を浴びている、というわけ。

先日読んだヘイリー・ビーバーのインタビューでも、おしゃれアイコンは90年代のスーパーモデルたちで、昔の写真集などからインスパイアされていると語っていました。我々がオードリー・ヘプバーンやブリジット・バルドーに憧れたような感じで、Z世代たちも90年代スーパーモデルたちにヘアメイクやファッションのインスピレーションをもらっている、ということみたいです。

リンダが全盛期に生み出した、「1万ドル以下の仕事ならベッドから出ない」という名言がスーパーモデルブームの狂乱を語っていますよね。その頃の、華やかなランウェイの裏側、ぜひとも知りたい!

前述の4人は、出演するだけでなく、番組のエグゼクティブ・プロデューサーとしても名を連ねています。「ビッグ・ファイブ」のうち、クラウディア・シファーの名前が見当たらないのがちょっぴり残念。

96年当時のクラウディア・シファー(左)と、ナオミ・キャンベル。写真:ロイター/アフロ

今年1月にはタチアナ・パティッツが乳がんで亡くなり、リンダは美容整形手術「クールスカルプティング」の失敗でしばらく表舞台から姿を消していたと告白するなど、スーパーモデルたちの現在の人生もさまざま。だけどこうやってリンダも無事復活し、相変わらず魅力的な姿を見せてくれるのは嬉しい限りです。

 

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