日本人男性の平均寿命は81.47年、それに対して女性は87.57年で、一般的に女性の方が長生きすると言われています。ですがもし、妻に頼りっきりだった夫がひとり残されてしまったら……。今回の相談者・聡子さんは、まさに今、自分の父親がその問題に直面していると言います。話を聞いてみましょう。
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急逝した母、残された父の今後は!?
実は今、鹿児島でひとりで暮らす父のことについて悩んでいます。ちょうど1年前に母が急性心筋梗塞で急逝。それまで病気ひとつしたことのない人でしたが、あっという間に亡くなってしまいました。
女性の方が平均寿命は6年も長い今の時代。まさか父がひとり取り残されるとは思ってもいませんでした。父は昔ながらの男性で、家事はすべて母任せ。洗濯を干すぐらいのことはできますが、母亡きあとに問題になったのは食事のことです。
急なことで父が滅入ってしまったこともあり、最初の数カ月は私と妹が都内の自宅からできる限り鹿児島に帰って食事の世話もしていましたが、どう考えても継続的に行き来できる距離ではありません。次第に行く回数も減り、父はスーパーのお惣菜やコンビニ弁当などで食事をまかなうようになりました。
ただ、幸いなことに父は持病もなく、介護の必要もありません。そうは言っても父も今年で80歳。年齢のことを考えると、いつまで一人暮らしを続けられるのか不安です。
父は生まれ故郷の鹿児島を離れたくないとのことで、漠然と近くの老人ホームなどの施設へ入ることも考え始めました。ですが多くの施設が「要介護状態の人から受け入れる」との記載があり、要介護認定を受けていない父は該当しない気がします。父のように、元気ではあるけれど、今後について不安を抱えている高齢者が入居できるような施設はあるのでしょうか。
また、今は父のことが気がかりですが、何十年か先に自分の夫も同じ状態になったら……と心配になってきました。おひとりさまが増え続ける今の時代、高齢者の住まいもどんどん変化してきていると思います。要介護認定がなくても入れる施設について教えていただけますか?
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