みなさん、こんにちは! ライターの畑中です。
前回大人のメイクは現在地と行き先をクリアにするのが大切!――とお話しました。今回は、「じゃあ具体的に何すればいいの?」という部分をフィーチャーします。

間近でイガリさんのメイクを見て面白いな〜と感じるのが、
・下地使い
・シェーディング&ハイライト

を軸としたベースメイク。

イガリさんのベースの作り方について伺うと、「顔を見て引っ込んでいるものを前に出したり、出ているものを引っ込ませる意識でメイクをしている」とシンプル回答(笑)! しかし、この言葉に込められた真意をこねくり回してみるのが私の役割。ふと、メイクする時って、鏡を見た時の“面”の感覚でしか顔を捉えてなかったと思いました。

【顔タイプ別の下地選び】あなたの顔タイプは「コアラ」「キリン」?肌をゼロに戻すーーそれが大人にとってのメイク下地。【イガリ流・骨格術】_img0
イガリさんが顔をどう捉えてるか知りたいーーそう話したら、即座にアシスタントさんの顔写真に書き込みをし始めたイガリさん。平面写真に点と線を打ってるところを見るだけで、顔を立体として捉えていることが垣間見えました。(これの言語化はまだ先になる予定)

私がメイクをする時に頭の中に浮かぶのは、「口が小さいな」「頬が広いな」「縦長感消したいな」「口角下がっているな」みたいなこと。縦、横、広い、狭い、大きい、小さい、上がってる、下がってる、明るい、暗い、みたいな言葉しか出てきません。だけど、顔って立体です。立体で考えると、前に出てる、引っ込んでいるという視点が出てきます。

自分の顔しか知らない私たちが気づきにくい、立体的な視点でのメイクをサポートするのが、イガリさん流の下地使いとシェーディング&ハイライトなのではないでしょうか。