今回は、スキンケアブランド「雪肌精」が取り組んでいるファッション関連のアクションについてご紹介します。

雪肌精の青いボトルから連想される“青い”地球を守るプロジェクトとして2009年から14年続く環境保全活動の雪肌精 「SAVE the BLUE」。新たに2023年7月より衣類の廃棄処分を無くす取り組みとして、藍染でアップサイクル(新たな価値を与え再生)する「SAVE the BLUE~Upcycle Project~」を開始しました。

アップサイクルされた服は、2023年8月31日(木)までコーセーのコンセプトストアMaison KOSÉ銀座にて展示し、抽選販売を受け付けています。売上は今後の「SAVE the BLUE」の活動資金に充てられます。

“モノが長く使われることはゴミが減ることであり、温暖化防止のためにできるアクション”としてスタートしたUpcycle Project。


共通の価値から生まれた異色のコラボレーション


Upcycle Projectは、サステナブルライフスタイルブランド「O0u (オー・ゼロ・ユー) 」より汚れがついてしまった試着用サンプルなどの“販売することができない衣類”を譲り受け、雪肌精が藍染をしてから再販売します。

藍染は、徳島県を拠点に藍の栽培から染色、仕上げまですべてを一貫して行っている「BUAISOU」との協業で実現。ライフスタイルブランド×染師×コーセーという、異業種の3社コラボレーションです。

一つひとつの衣類に"藍色"で新たな命を吹き込んでいきます。 それぞれの服に合わせて染める回数を変えるなど、一枚一枚丁寧に染められています。
展示中や試着の際に汚れがついてしまい、販売できなくなってしまった衣類。 “誰も袖を通すことなく廃棄されてしまう服”を美しい藍色に染めて、新たな命を吹き込みます。


藍染で「世界にひとつ」のアイテムへと生まれ変わる


藍色に染めることにより、汚れて着られなくなった衣類をきれいに蘇らせるだけではなく、天然藍ならではの独自の風合いという「新しい価値」を生み出すことができます。こうした観点から、“染めること”での衣類のアップサイクルが近年注目されているのだそうです。

 

ファストファッションの充実などにより、安くて気軽に衣類を手に入れることができるようになった反面、廃棄される衣類の量が増加傾向にある現代。今回の染め替えのように、一つの服を長く大切に着ることはゴミの減量、ひいては廃棄の際のCO2排出量削減につながり、温暖化防止のためのアクションへとつながっていきますね。

このたびのUpcycle Projectにてアップサイクルされた衣類は、2023年8月31日(木)までMaison KOSÉ銀座にて展示し、抽選販売の受け付けを行っています。

アイテムはシャツ、ポロシャツ、Tシャツ、ワンピース、タンクトップなど(レディースまたはユニセックス展開)で、中心価格帯は3000円~8000円前後となっています。ぜひ、夏休みのお出かけとあわせてご覧くださいね。

「SAVE the BLUE〜Upcycle Project〜」特設サイトはこちら>>
 


【POPUP STORE @Maison KOSÉ銀座(8/31まで)】藍染でアップサイクルした服(全10点)をMaison KOSÉ銀座にて展示・販売します(衣類の数に限りがあるため、展示終了後に購入希望者の中から抽選販売を行います)。売上は今後の「SAVE the BLUE」の活動資金に充てられます。

<抽選販売申し込み期間>
2023年8月31日(木)まで(展示期間中)
※1点ものになるため、試着はご遠慮いただいています。

<Maison KOSÉ銀座>
東京都中央区銀座7-10-1
TEL:03-6263-9813

 


~雪肌精 「SAVE the BLUE」プロジェクトについて~


地球で育まれた自然の恵みを配合している雪肌精が、地球に対する恩返しの気持ちを込めて2009年から展開する環境支援プロジェクトです。

2009年から14年続く沖縄のサンゴ育成活動。海の生物の4分の1が暮らすサンゴを移植するプロジェクト。
温暖化の原因、CO2の削減につながる再生可能エネルギーへの切り替えを支援し、「雪を守る活動」を。


雪肌精 「SAVE the BLUE」詳細はこちら>>
 


構成・文/度会千絵
 


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