洗面所に置くハンドソープのブランドやデザインは、実はかなり重要。ボトルが素敵で香りもよかったら、洗面所の印象はぐんとおしゃれになるし、使う人の気分も上がります。その上、その商品がサステナブルで、人にも環境にも優しいものであればベストです。
まさにそんなハンドソープが、「パレスホテル東京」からこの夏誕生しました。
シルバーのボトルとグラフィックデザインがなんともスタイリッシュ。自然由来成分100%で、手洗いだけでなく、食器洗いにも使えます。手荒れを防ぐ、優しい洗い心地です。
実はこのソープ、ホテルのキッチンの廃油から生まれたものなのです。
“丸の内1-1-1”という都会の真ん中に位置しながら、目の前には豊かな緑とお濠が広がるパレスホテル東京。自然を感じながらラグジュアリーな時間を過ごせるホテルとして、高い人気を誇っています。
人気だからこそとも言えますが、多くの人々が集うホテルのレストランやバンケットでの調理の際は、まとまった量の廃油がどうしても出てしまいます。「未来を、もてなす。」をサステナビリティコンセプトとして掲げるパレスホテル東京は、この廃油を有効活用できないかと考え、今回、俳優の井浦新さんが手がけるサステナブルコスメブランド「Kruhi(クルヒ)」とコラボレート。新しい商品の開発に至ったということです。
井浦新さんが妻のあいさんと立ち上げたKruhiは、自然由来100%のシャンプー&コンディショナーの開発から始まったブランド。髪や肌に安心なのはもちろん、排水しても自然に戻る成分分解力、リサイクル性が高いアルミボトルなど、人と環境への徹底的な配慮が特徴です。
Kruhiの製品は、パレスホテル東京のウェルビーイングな宿泊プラン「Sustainable Stay」にて、アメニティセットとして提供されています。
もちろんそのこだわりは、今回のリキッドソープにも生かされています。
まず、スタイリッシュなデザインのボトルはアルミ製。アルミはリサイクル効率のいい素材であり、しかもこのボトルはKruhiの既存商品の販売に使用できなかったものを活用しているのだそう。
ポンプは繰り返し使えるプラスチック製を採用し、資源の循環と環境に配慮しています。
爽やかな香りは「キャンディフォレスト」と名付けられた、パッションフルーツ蒸留水と9種の天然精油をブレンドしたKruhiオリジナル。
パッションフルーツ蒸留水は、完熟不良やキズなどで廃棄されるパッションフルーツを鹿児島県南大隈町の農家から買い取り作っているもので、どこまでもアップサイクルに貢献しています。
また、このソープをホテルの一部レストランキッチンで使用することで、ホテルから出る排水にも配慮できるようになりました。何かを削減、消費するだけでなく、新しい商品として生まれ変わらせ、環境への影響を減らすことにも繋げられたのがこの試みの素晴らしさ。
ホテルのオンラインショップで購入できるので、洗面所やキッチンに取り入れたり、プチギフトとして活用してみてください。
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