120年以上の歴史を持つ、“駅弁サンドイッチ”

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大船軒サンドウヰィチ¥550 ※「駅弁屋 祭」で購入。

「鯵の押寿司」で有名な「大船軒」は、明治31年(1898年)大船駅構内で営業を開始した、老舗の駅弁屋さんです(現在は、JR東日本クロスステーションに吸収合併)。が、推したいのは「鯵の押寿司」より古い歴史を持つ“サンドウヰッチ”!

創業者が当時の明治政府の要人であった黒田清隆氏と縁があり、外遊の際に食した“サンドウィッチ”なるものを駅で売ったらどうか、と黒田氏に提案されたことから明治32年(1899年)に発売。これが日本で初めて駅で売り出されたサンドイッチとなりました。

当時サンドイッチは、銀座や神戸の一部高級洋食店でしか食べられない貴重なものでしたから、それが庶民の手が届く“駅弁”として売り出されたため大ヒット! 

当初、ハムは輸入ハムを使っていたものの、輸入に頼っていては製造が間に合わず、ハムの自家製造も手がけるようになります。これが現在の「鎌倉ハム富岡商会」のはじまりとなりました。

中はシンプルなハムとチーズのサンドイッチで、ハムはもちろん鎌倉ハムのボンレスハムを使用しています。これが余計なことが一切していなくて、実においしいんです!

 

“日本一売れている駅弁”の異名を持つ「牛肉どまん中」

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「新杵屋」牛肉どまん中¥1350 ※「駅弁屋 祭」で購入。

「牛肉どまん中」の故郷は山形県米沢市。山形新幹線が開通した翌年の1993年に発売しました。ふっくらと粒が立って炊き上がり、冷めても固くなりにくい山形県産米「どまんなか」の上に、しょうゆベースの甘辛い牛肉の切り身とそぼろがのった牛丼風のお弁当。

発売から30年経った今も圧倒的な人気を誇ります。何度食べても飽きない味! 食べると落ち着くんですよね。百貨店の催事などでは、塩や味噌のバージョンに出合うこともできます。
 

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【東京駅で買える駅弁6選】プロも太鼓判!帰省&旅行のおともに絶品お弁当リスト
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