耳を疑う...時代錯誤なセクハラ・パワハラの実態。LGBTQ+活動家のシンガーはなぜ訴訟された?_img0
写真:REX/アフロ

ボディ・ポジティブの提唱者でありLGBTQ+活動家、そして誰よりも「セルフラブ」を掲げていたシンガーのリゾが、よりによってセクハラとパワハラ、体型差別によるハラスメントで元雇用者たちから訴えられるというショッキングな事件が起きました。

リゾの元バックダンサー3人は、リゾと彼女のプロダクション会社、そしてダンスチームのキャプテンであるシャーリーン・クイグリーを告訴。原告側の弁護士の訴状によれば、「リゾと彼女のマネージメント・チームがパフォーマーにどのような扱いをしたか、その驚くべき内容は、リゾが公的に掲げていることすべてに反しているように思える。一方、プライベートでは、彼女は違法であるだけでなく、やる気を確実に失わせるようなやり方で、ダンサーを辱め、卑下している」とのこと。

 

その内容とは、ダンサーたちをアムステルダムのストリップバーに連れて行き、パフォーマーたちの女性器に挿入されたバナナを食べさせる、パフォーマーたちのバストを無理やり触らせる、ガードマンの男性にステージに上がるよう強要し、ズボンを脱がせると「脱げ!」と下着を脱ぐよう囃し立てた、などなど。昭和の時代のモーレツサラリーマンのおじさんでもやらないような、前時代的かつ下品なもの(上品なおじさんにはごめんなさい)。


また、キャプテンのクイグリーは自分の信仰する宗教をダンサーたちに布教し、婚前交渉を持ったダンサーのことをみんなの前で吊し上げした、とも。